山田裕貴、佐々部清監督の“闇金ドッグスいじり”に爆笑
2017年1月14日 21:35
[映画.com ニュース] 「陽はまた昇る」「半落ち」の佐々部清監督がメガホンをとった「ゾウを撫でる」が1月14日、東京・渋谷シネパレスで封切られた。佐々部監督をはじめ、主演の小市慢太郎、共演の金井勇太、山田裕貴が舞台挨拶に立った。
自ら司会も務めた佐々部監督は、キャストを呼び込む前に、本作が昨年の「お蔵出し映画祭」で審査員特別賞に輝くもグランプリを逃したことに触れ「『グランプリ作品(トマトのしずく)と同じ日に意地でも公開されてみせます』と言い切っちゃったが、本当に同じ日に同じ劇場で公開できた。意地を貫けたなと思って嬉しいです」と誇らしげな笑みを浮かべた。
本作は、主人公の映画監督・神林晋太郎が15年ぶりに手がける新作映画「約束の日」の製作に関わる人々の人間模様を描く。小市が映画監督の神林、金井が俳優・高樹圭介、山田がヒッチハイクをする男・森川を演じたほか、フィルムコミッション担当の榊原役で菅原大吉、若手脚本家・鏑木役で高橋一生が出演した。
この日は、偶然にも山田の出演作「闇金ドッグス5」も公開初日を迎えた。同作は山田だけでなく菅原も出演しているが、劇中の2人の関係性は真逆。本作では森川(山田)は榊原(菅原)の世話になるが、「闇金」では債務者役の菅原が闇金業者役の山田から厳しい取り立てにあう。
イベント中盤には、佐々部監督がこの話題を持ち出し、笑いを誘うひと幕が見られた。山田が「撮影が終わった時に、監督に『次にやる時はお前が大人になった時にやろう』と言われた。佐々部さんのもとでまたやれるなら、次はどんな役を僕に?」と質問を投げかけると、佐々部監督は「少なくとも、お世話になったフィルムコミッション(菅原)の人をぼこぼこに……そういう役じゃないと思う」とニヤリ。山田は「それ、今日公開の別の映画ですか!? 菅原さんに取り立てをする!」と吹き出していた。