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タイの娼婦と“沈没”日本男性が桃源郷探し アジアの楽園の真実描く「バンコクナイツ」予告編

2017年1月12日 17:00

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「バンコクナイツ」ビジュアル
「バンコクナイツ」ビジュアル
(C)Bangkok Nites Partners 2016

[映画.com ニュース]「サウダーヂ」の空族・富田克也監督の最新作「バンコクナイツ」の予告編、メインビジュアルが公開された。予告編では富田監督自身が、ヒロイン・ラックのかつての恋人で元自衛隊員オザワを演じている姿が確認できる。

第69回ロカルノ国際映画祭で、10代の若者が選ぶ「若手審査員・最優秀作品賞」を受賞した本作はテーマを“娼婦・楽園・植民地”に据え、バンコクの歓楽街で働くタイ人娼婦と日本人の男たちが織り成すロードムービー。

ビジュアルは、バンコクで働く5人の娼婦と主人公ラックの顔が大きく印象的に使われており、予告編は、日本人専門の歓楽街タニヤで、根無し草のようにタイに住み着いた日本人の男たちと、笑顔と愛嬌で男たちからお金をせしめようとする娼婦たちの姿が生々しく映し出される。その後ラックと元彼オザワが大自然が広がるノンカーイに向かい、様々な人物やエピソードを巻き込んで物語が壮大に展開していく。

タイの東北地方イサーンからバンコクに出稼ぎに来て5年になるラックは、現在は人気店のトップにのぼりつめ、ヒモの日本人男性ピンを連れ回し贅沢な生活を送る一方で、故郷の家族に仕送りをしていた。ある晩、ラックはかつての恋人である元自衛隊員オザワと5年ぶりに再会する。ラックとオザワはそれぞれの思いを胸に秘めながらバンコクを離れ、ラオスとの国境にあるラックの故郷へ向かう。

バンコクナイツ」は、2月25日テアトル新宿ほかで公開。

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