中村蒼、主演・田中麗奈×原作・遠藤周作の医療ミステリーでキーパーソンに
2017年1月9日 10:00
[映画.com ニュース] 中村蒼が、田中麗奈主演で作家・遠藤周作原作の医療ミステリーを実写ドラマ化する「真昼の悪魔」に出演することがわかった。悪魔のような裏の顔を持つ美人女医の悪事を暴こうとする作家志望の患者という、キーパーソンを演じる。
優秀で美しい外科医の大河内葉子(田中)は、優しい表の顔とは裏腹に、罪悪感をまったく持たずに罪を犯す裏の顔を持ち合わせていた。患者として大河内と対面した難波聖人(中村)は、最初こそ好意を抱くものの、次第に病院内で起こる奇怪な事件に大河内が関係しているのではと疑い始める。
今作の台本を読んだ中村は、「今まで僕が想像していた“悪”というもののイメージが変わったような気がしました」と話し、「何故そんな事をしてしまうのか……、全く考えられない感情ですが、意外とそれは純粋な気持ちや素朴な疑問から生まれるものなのかもしれません」と分析。視聴者に「難波がそれを紐解いていくので、同じ目線になってこの作品を楽しんでもらえればと思います」とメッセージを送っている。
一方の田中は、「人間が感じる、いわゆる情というものが大河内葉子の心には存在せず、それを自身が疑問視し、空白を埋めるために悪を犯していく。それが自分にどんな反応をもたらすかということを純粋に探求する彼女に、ぞくぞくとしながらも強烈にひきつけられました」とコメントしている。
連続ドラマ「真昼の悪魔」(全8話)は、東海テレビ・フジテレビ系で2月4日午後11時40分から毎週土曜日放送。