志茂田景樹、カツオの煮こごりで作った「フィッシュマンの涙」魚眼チョコを試食!その味は?
2016年12月9日 18:00

[映画.com ニュース] 作家の志茂田景樹氏が、新薬治験の副作用で“魚人間”に変異してしまったフリーターを描く「フィッシュマンの涙」の魅力を語るとともに、オリジナル菓子“魚眼チョコ”の試食に挑戦した。
第66回カンヌ映画祭短編部門パルムドール受賞作「セーフ(原題)」の脚本も手がけたクォン・オグァン監督の長編映画デビュー作。魚人間になったパク・グ(イ・グァンス)は、あらゆるメディアで取り上げられ、一躍時の人に。だが同時に製薬会社のもみ消し工作に巻き込まれ、居場所を失っていく。
志茂田氏は、近年ではTwitterで若者の悩み相談などを積極的に行っているが、本作の主人公が持つ“平凡でありたい”という感覚について「“平凡になりたい”というのは、自分の静かな、ゆったりした世界を持ちたいということなのでは。この映画の主人公の場合は、こうなる(魚人間になる)前の自分に戻りたい、おだやかな自分なりの生き方をしたい、ということ」と解説する。
作品全体を俯瞰(ふかん)し、「受け入れるということがどういうことかを教えてくれる映画」と語った志茂田氏は、「思ってもいなかった状況に追い込まれたときに、人は“こんなはずじゃなかった”“これは悪夢じゃないか”と拒絶します。でも、立ち直るということはそれらを受け入れなければならないわけです。受け入れることは、本当に難しい。フィッシュマン(主人公)の場合は、その自分を受け入れることで心の安らぎを得たのではと思います」と主人公の心情に寄り添った意見を述べた。
映画について熱弁をふるった志茂田氏は、魚眼を忠実に再現したチョコを目にすると「本当に魚の目玉ですね……お椀でもく浴する誰かに似ていますね。あのお父さんに……」と興味津々で口に運ぶ。本商品はカツオの煮こごりをチョコレートでコーティングしているが「煮こごりにしてはよい感じに甘味が付いていますけど、これはチョコの甘さが自然に付いているのかな? コーヒーの後なんかにいいですね。それと意外にブランデーにも合いそう。お味はよいですね」と満足げな表情を浮かべた。
「フィッシュマンの涙」は、「オアシス」「ポエトリー アグネスの詩」で知られる名匠イ・チャンドンが製作総指揮を務める。12月17日から全国公開。魚眼チョコ(煮こごりタイプ)は、初日来場者プレゼントとして東京・シネマート新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷、大阪・シネマート心斎橋、シネ・リーブル梅田、兵庫・元町映画館で配布される(先着50人限定)。
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