ポエトリー アグネスの詩

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ポエトリー アグネスの詩
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解説

「オアシス」「シークレット・サンシャイン」のイ・チャンドン監督が、アルツハイマー症に冒され徐々に言葉を失っていく初老の女性が、一編の詩を編み出すまでを描いた人間ドラマ。釜山で働く娘に代わり中学生の孫息子ジョンウクを育てる66歳のミジャは、ふとしたきっかけで詩作教室に通い始めるが、その矢先に自分がアルツハイマー型認知症であることが発覚する。さらに、少し前に起こった女子中学生アグネスの自殺事件にジョンウクがかかわっていたことを知り、ショックを受けたミジャは、アグネスの足跡をたどっていくが……。2010年・第63回カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞。

2010年製作/139分/PG12/韓国
原題:Poetry
配給:シグロ、キノアイジャパン

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第63回 カンヌ国際映画祭(2010年)

受賞

コンペティション部門
脚本賞 イ・チャンドン

出品

コンペティション部門
出品作品 イ・チャンドン
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映画レビュー

3.0自分にはレベル高い

2019年9月3日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

難しい

イチャンドン監督作品なので、自分にはハードル高いなあと思ってました。
過去作「シークレットサンシャイン」「冬の小鳥」は、
世間的評価は高いのに自分にはピンと来ず、
「オアシス」は女優の演技に魅せられただけな気がする。
で今回ですが、やはり自分にはハードル高かったです。

それなりの事件は起きてるんだけど、描写が淡々としていて、
今までよりも台詞とBGMが更に少なくて、
台詞とか無いシーンでうっかり余所見すると、
実は話の鍵を握る重要な「仕種」が行われていたり、
と余所見禁止な映画。

主役がおばあちゃん、同居が孫。
おいおい、娘か息子は?とか気になっちゃうし、
バドミントン長くねぇか、とかも悶々しちゃう。

イチャンドンは、
世間から目を背けられる存在にスポット当てる作品が多い、
らしいですが、
今回含めて主役の存在感は有る意味突出していて、
やはり目を背けたくなってしまうが、
「こんな人居るか?」と勘繰りも入れてしまう。

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クリストフ

4.5あなたは【映画】を今までに何本見ましたか?千本?百本?実は一本も<見ていない>のです・・・

2017年4月27日
PCから投稿

カテゴリー
♪あたりまえ~あたりまえ~あたりまえ体操♪

劇中のセリフを引用して。
ーー詩を書く事は日常の中で「美しさ」を見つける事ですーー

もひとつ引用
あなたは【映画】を今までに何回見ましたか?千回ですか一万回ですか?。
実は一回も<見ていない>のです・・・・。

<映画を見る>という事はこういうことだ!
といつもながら声高には言わないが、
その緩やかな強制力が圧倒的なイ・チャンドン監督。
『オアシス』では共感や感情移入を一切許さない男女の究極の恋愛を<見る>。
『シークレット・サンシャイン』では神や神の赦しも一切認めない究極の現実を<見る>
そして<感じろ>と。

そして本作はシナリオと芝居と演出とキレイな風景を<見る>だけでは、物語は追えない。
詩というピース(断片)を観客がそれぞれの見解と解釈で嵌め込みながら<見る>事を強制される。
(その嵌め込みも想定内っぽい所が凄すぎ!)
なおかつ主人公の設定も相俟って、意味不明な行動や会話も、
映画→詩→映画と観客自らモードチェンジさせていかないといけない作品、
いわばサグラダファミリア的に観客が構成しながら<見る>。

もちろん主人公の<見る>という行為の進化のさせ方
→死んでしまった少女と主人公のシンクロ(花や性的虐待のプチ追体験、美&醜のシンクロ)
→詩を書けるようになった(書けるようになんてなりたくなかった)少女と主人公
→その意味
→見せる側と見る側のモードのシンクロ・・・。
こんな作劇の構築の方法にただただ平伏させられる。

カンヌ映画祭最優秀脚本賞受賞。
この<見る>という行為を啓蒙しながら、
あり得ない物語の構築方法によって
映画というものの存在形態にチャレンジを仕掛けてくる男イ・チャンドン。

公開から半年が過ぎ、二番館ではあったが映画館はほぼ満席の状態であった・・・・・
満席・・・・
♪あたりまえ体操~ チャン チャン♪

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蛇足軒瞬平太

4.5ミジャの心情

2016年1月22日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

今まで見た韓国映画の中で一番好きです。とても新鮮でした。
題材は残酷ですが、ホエムを愛する主人公はいつも身だしなみよく、好感もてますし、
怒りを前面に出さず、悩みも苦しみも自身で飲みこんでいく様は少し歯がゆい程です。
アルツハイマー病の症状はどんどん進んで行くのかなと思いきや、そうでもない、
娘との確執があるのかなーと先読みしても違っている。次々と裏切られていくストーリー展開も面白い。
孫を責めた後でのふたりでバトミントン、捕まった時もバトミントン。

ミジャが被害者の母親に会いに行きまるでポエムの様な話をし、謝罪をしなかったのはアルツハイマーのせいか、
言い出せなかったのか、その後加害者の祖母だと解ってもアグネスの母親が責めなかったのは何故か?
この2つの場面すごくいいです。

ヘルパーとして働いている所の爺さんとのやり取りは軽妙、
求めに応じる部分は何となく予測でき、これは去年観た「やわらかい手」と同じ心情だと感じました。

いろんな場面で彼女の気持ちを理解したかったし、わたしも同じと思いたかったけれど
それも叶わずそれが又良いです。
最後の部分ミジャは何処へ・・・。やはりミジャは自殺してしまったのかもしれない、そう思いました。
一番大切な可愛い孫をこんな事をする、しかも少しも反省していない子に
育ててしまったという重い罪の意識と誰にも言わないアルツハイマー病。
自分に罰を与える事で生きている娘と孫に試練を与えたのではと思います。
そしてミジャはあちらの世界に行き、美しい詩をアグネスに聞かせ、詫び、献身するのです。

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メイばば

4.0老女は少女に、少女は老女の詩にすくい上げられる

cmaさん
2012年5月8日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

興奮

知的

孫を育てながらつましい暮らしをしている老女。ふと目にしたチラシから「あなたは将来詩人になるだろう」という学生時代の教師の言葉を思い出し、詩の講座に通い始める。一方、彼女は認知症を患いじわじわと言葉を失い始め、さらには孫がクラスメートの少女の自殺に関わっていることが判明する。崖っぷちに追い込まれた彼女に、詩は一縷の光となりうるのだろうか?
相変わらず、イ・チャンドン監督作品は居心地が悪い。善人とも悪人ともつかない、どっち付かずの人々がうごめいている。もちろん、主人公もその一人。娘に代わって孫を養い、家政婦で何とか生計を立てている…とすれば聞こえがよいが、「おしゃれ」と形容するのがやっとの不釣り合いなひらひらファッションに身を包み、詩(人)への甘い憧れを胸に、ふわふわとマイペースに振る舞っている。身も心もだらしない孫の体たらくも、ある意味、彼女が食べ物で懐柔してきた結果だ。(とはいえ、あまりにも傍若無人な孫の振る舞いには、憤慨を通り越して飛び蹴りしたくもなるが…。)同情しようにも、不可解さが先立つ。
さらには、孫の友人の親、文学講座の講師を務める詩人、朗読会のメンバーと、様々な人々の心のアクが次々と垣間見え、観る者の心情をざわめかせる。救世主は現れない。それぞれの思惑が、事態を思いもよらぬ方向へ…ではなく、なるようにしかならない方向へ、ずぶるずぶと向かわせるのだ。
「ペパーミント・キャンディー」以来、イ・チャンドン監督は、私たちが目を背けてきたもの、当然で致し方がないと割り切ってきたものを粘り強く見せつけ、揺さぶりを掛ける。つましく・地道に生きてきた(はずの)小市民たちの、痛々しさ・醜さ・浅はかさ。目を背けるにはあまりにも近すぎて、固唾を飲んで見入ってしまう。
とはいえ、彼らはそれぞれに過酷な状況を受け入れているのだから、多少愚かな振る舞いをしたとしても、それくらいでそしりや戒めを受けなくてもいいのでは…という思いもわく。観る者さえも物語の渦に追い込まれ、彼らに引き付けられていくのだ。
平凡な日常を切り裂く冒頭の衝撃は、ラストの諦観に繋がる。ふたつの影の重なりにようやく気づき、はっと息を飲んだ。迷走の末としては意外なほど、完璧な円をかたちづくって物語は幕を閉じる。訪れる、わずかな安堵。しかし、それは見かけに過ぎないのでは、というもやもやも、一方で残る。まだ何かを見落としていないか?見ないふりに慣れきっていないか?と、もやに包まれた濁水は、観る者に問い続ける。
スカッと劇場を出られる映画には対局にあるこの作品。余韻というには執拗な、日常をざらつかせる棘に出会うことを好むならば、是非に。

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cma
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