N・W・レフン監督、最新作がカンヌで物議かもし「正しいものを作ったと感じた」
2016年11月16日 12:00

[映画.com ニュース] 来日中のデンマークの鬼才ニコラス・ウィンディング・レフンが11月15日、最新作「ネオン・デーモン」の公開を記念して東京・タワーレコード渋谷店で開催された、ファンミーティングに出席。トークセッションを行ったのち、サインや握手に応じた。
映画は、第69回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、賛否両論を巻き起こしたサスペンス。究極の美を求めるファッション業界の裏側に渦巻く欲望を、幻想的な映像美とともに描いた。レフン監督は、カンヌで物議をかもした同作に「賛否両論ということは、逆に言えば作品としては正しいものを作ったのだと感じました」と手ごたえをにじませた。
親日家としても知られるレフン監督の来日は、「オンリー・ゴッド」(2013)のプロモーション以来約3年ぶり。登場するなり「宮崎駿監督大好き!」と日本愛を爆発させ、会場の笑いを誘った。さらに「日本に来ると、月に来た異星人のような感じがします(笑)。美的センスも、細部を大事にする日本は自分のフェティッシュと近いと思っていて、すごく好きな国です」「『ドライブ』のプロモーションで初来日したときに夜の東京を見てから、ぜひ東京で作品を撮りたいと思っています」と話し、ファンを喜ばせた。
また、同作を製作するに至った経緯を「数年前、朝起きたときに自分は美しく生まれなかったと思いました。横にいた妻は生まれつき美しいのにとジェラシーを感じ、これはホラー映画のいい題材になるのではないかと思いました」と明かし、「インターネットと並んで、世界最高の発明が女性ですね(笑)」と独自のユーモアで女性を称えた。
また、ファッションモデルの世界に飛び込んでいく主人公を演じたエル・ファニングを「女優として素晴らしく、女性版ライアン・ゴズリングだと思う」と自らの“ミューズ”を引き合いに出して絶賛。しかし、「エルに『どの男性のなかにも16歳の少女が住んでいて、これは僕のなかの16歳の少女を空想した映画なんだ』と伝えたら、『そうなんですか……』って言われちゃったよ(笑)」とファニングが独特の世界観に引いてしまったこと明かしていた。
「ネオン・デーモン」は、2017年1月13日から東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国で順次公開。
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