女優・のん、チョコは制限もキャラメルはOK!? 監督の暴露に場内は爆笑
2016年11月12日 15:02

[映画.com ニュース] 女優・のんがアニメーション映画の声優に初挑戦した「この世界の片隅に」が11月12日、全国63スクリーンで公開。のんは、片渕須直監督、音楽を担当したコトリンゴとともに、東京・テアトル新宿で行われた初日挨拶に立った。
第13回文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞した同名漫画を、クラウドファンディングでの資金調達を経て映画化。第二次世界大戦下の広島・呉を舞台に、少女すずが幾度も空襲にあいながら必死に生きる姿と、やがて訪れる昭和20年の夏を描いた。6年の歳月をかけて作品を完成に導いた片渕監督は「最初は少人数で進めていた企画でしたが、途中から応援してくださる方がどんどん増えた。スタッフやキャストも含め、本当に大勢の方々のサポートで完成した映画であることを記憶しておいて欲しい」と作品を支えた人々への深い謝意を表した。
主人公のすずを演じ、片渕監督に「本当に恵まれた声」と評されたのん。「すずさんが生活を楽しんでいる姿が本当に素敵だなと思いました」と前置きし、「私、それまで規則正しく生活をする才能がなかったんです」とはにかみながら告白。「でも、すずさんを演じたことで、ご飯をつくったり、お洗濯をする楽しさがわかってきて。生活をするのが楽しくなりました」と明かした。また片渕監督に対しても「監督も生活をする才能がないですよね?」と問いかけ、場内の笑いを誘っていた。
のんがお気に入りのシーンに関して「すずさんと夫の周作さんがケンカをするところです」と話すと、片渕監督が「実はそのシーン、のんさんと周作を演じた細谷佳正さんは、別々にアフレコしているんです」と裏話を披露。「のんさんのアフレコは、細谷さんの収録から2カ月くらい空いているんです。のんさんは細谷さんの声を家で聞きながら練習していました。普通に会話しているように聞こえるところが素晴らしいですよね」と語った。
作品のテーマにちなみ、「日常で感じる幸せはなんでしょうか?」と質問されると、「ぼんやりできる日だったり、気づいたら皆で笑っていた時がすごく好きですね」とコトリンゴが明かす一方で、のんは「ポテトチップスとチョコレートを食べる時」とニッコリ。「でも今は食べるのを制限していて…」というのんに対し、片渕監督が「この前『チョコレート食べちゃダメなんです』って言いながら、キャラメルいっぱい食べていたよね?」とツッコミを入れると、場内は大爆笑に包まれた。
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