菅田将暉、小松菜奈とのキスシーンは「今考えると相当ハードな演出」
2016年11月5日 17:30
[映画.com ニュース] 小松菜奈と菅田将暉のダブル主演映画「溺れるナイフ」が11月5日、全国162スクリーンで公開。2人は、共演の重岡大毅(ジャニーズWEST)、上白石萌音、志磨遼平(ドレスコーズ)、山戸結希監督とともに東京・TOHOシネマズ新宿での舞台挨拶に立った。小松は観客を真っ直ぐ見つめ、「午前中からの上映なのに満席で、本当にうれしいです」とニッコリ。菅田は「壮絶な現場でした。完成して、無事公開したことが信じられないです」と感慨に浸っていた。
ジョージ朝倉氏の人気漫画を実写化した本作は、田舎町に引っ越してきたモデル・夏芽(小松)と不思議な魅力を持つ地元の青年・コウ(菅田)の恋を描く青春ラブストーリー。菅田は「かっこよく、美しく見せなければならなくて、仲のいい山崎賢人のすごさを実感しましたね。気高くもあり血生臭さが求められた現場でした」と撮影を振り返り、「監督から『小松さんの顔に唾を吐いてください。コウらしいキスがみたい』といわれたことも。今考えたら相当ハードなことですよね」と、小松を一瞥(いちべつ)して苦笑い。山戸監督は「いい唾でした。輝いていました!」と菅田の演技を絶賛した。
「小松さんと菅田さんという2人のスターが『一番輝いているところを撮ってやる!』と挑戦する気持ちで撮影に臨んだ」と語る山戸監督。上白石は「今までで一番計算した役。監督と二人三脚でイメージをすり合わせた」と明かし、志摩は「演技は初挑戦。監督の作品ではなければ演技をすることはなかった」と語ると、重岡が「素のままで演じてと言われて。夏芽に尽くす役なんですが、僕とはちょっと違う気がしますが?」と問いかけると、山戸監督は「違います! 重岡さんは絶対尽くす人です」ときっぱり。重岡は「そうですね。僕は尽くす男でございます」と切り返し、ムードメーカーぶりを発揮していた。
作品タイトルにちなみ、「この秋に溺れてみたいことは?」という質問が投げかけられると、小松が「食べることが好きなので、食べログのアプリにはまってます」と回答する一方で、菅田が「最近仕事で全身の毛を剃ったんですよ」と切り出し、「風呂場で2時間くらいかかるんですよね…だから、溺れる毛?」と珍妙な答え。重岡が「毛が排水口に流れていくもんな。毛が溺れている気持ちになったわけだ。上手い!」とツッコミをいれて、場内は大爆笑に包まれた。
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