高梨臨、佐々部清監督の“キス要求”に苦笑「本気か冗談かわからない」
2016年10月28日 23:00

[映画.com ニュース] 第1次産業に従事する人々をテーマに描いた「種まく旅人」シリーズ第3弾「種まく旅人 夢のつぎ木」が10月28日、第29回東京国際映画祭の特別招待作品として上映され、共演した高梨臨と斎藤工がTOHOシネマズ六本木ヒルズでの舞台挨拶に出席した。
映画は、全国屈指の桃の名産地として知られる岡山・赤磐市が舞台。市役所勤めをしながら実家の畑で桃を育てる彩音(高梨)と、農林水産省の若き官僚・治(斎藤)が距離を縮めていく姿を映し出す。
メガホンをとった佐々部清監督はスケジュールの都合で欠席したが、ビデオメッセージが届けられた。「去年の夏、炎天下で工と臨ちゃんと汗を流しながら撮影したのを、懐かしく思います。赤磐に行ってみたい、桃が食べたいと思っていただけたら、この映画は成功だと思います。大ヒットしたら、臨ちゃん、キスでもしてみますか」。この発言に、高梨は「本気で言っているのか、冗談なのか全然わからない」と苦笑しきりだった。
それでも高梨は、「大ヒットしてほしいですね」と話し、「佐々部監督は愛のある人で、それがビデオからも伝わってきます。(撮影当時)家族みたいに受け入れてくれました」と感謝をにじませる。そして「佐々部組の皆さんによって幸せな気持ちにしてもらいました。女優人生でも大きな経験になりました」と充実の面持ちで、斎藤も「撮影、美術など含め、日本映画を引っ張ってきた方々ばかり。アシスタントの若いエネルギーもあるチームに入れてよかった。映画のなかにも、その体温が練り込まれていたと思います」と真摯に語った。
またこの日は、同市のゆるキャラ・あかいわモモちゃんも応援に駆けつけた。高梨は劇中でモモちゃんの中に入るシーンがあるそうで、「すごく頭が重くて大変でした」と振り返る。高梨との共演に、モモちゃんは飛び跳ねながら喜んだが、斎藤は「(東京に来て)都会の水は合わない、と言っています」と勝手に通訳し客席を沸かせた。そんな斎藤は「モモちゃんの頭をかぶりたい?」と聞かれ、「いろんなものをかぶってきたので、やれと言われれば」と満更でもない様子だった。
「種まく旅人 夢のつぎ木」は、11月5日から全国公開。なお第29回東京国際映画祭は、11月3日まで開催。
フォトギャラリー
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった1秒のシーンが爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

186億円の自腹で製作した狂気の一作
【100年後まで語り継がれるはず】この映画体験、生涯に一度あるかないか…
提供:ハーク、松竹

なんだこの映画は!?
【異常な超高評価】観たくて観たくて仕方なかった“悪魔的超ヒット作”ついに日本上陸!
提供:ワーナー・ブラザース映画

すさまじい映画だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

“生涯ベスト級”の絶賛、多数!
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

究極・至高の“昭和の角川映画”傑作選!
「野獣死すべし」「探偵物語」「人間の証明」…傑作を一挙大放出!(提供:BS10 スターチャンネル)