人気声優・浪川大輔、「リミットレス」吹き替えで熟練の技術を披露「話数ごとに話し方を変えた」
2016年10月25日 14:24

[映画.com ニュース] ブラッドリー・クーパーが主演したサスペンススリラーをテレビドラマ化した「リミットレス」のトークイベント付き試写会が10月24日、都内で行われ、吹き替え声優を務めた浪川大輔と桐本拓哉がアフレコ秘話を語った。
ドラマ版「リミットレス」は、映画版のその後を舞台に、映画版とは異なるキャラクターを主人公に物語が展開。クーパーは製作総指揮のほか、映画と同じ役で出演もしている。売れないミュージシャンのブライアン・フィンチ(ジェイク・マクドーマン)は、かつてのバンド仲間から脳の働きを活性化する薬“NZT-48”を譲り受けたことをきっかけに、人生が一変。驚異的な処理能力を手に入れ、FBIに協力して難事件を解決に導いていく。アニメ「ルパン三世」の石川五ェ門役やイライジャ・ウッドの吹き替えでも人気の浪川は主人公のブライアン、クーパーの吹き替え声優としても知られる桐本はキーマンのエディ(クーパー)にそれぞれ扮する。
浪川は「とにかくセリフ量が多い。今までの(声優として参加した)ドラマで1番。役作りにも苦戦しましたね。ドラマだと最初は先を知らないというのもあって、格好つけてキメキメの演技をしていた。でもひょうきんなところもある役なので初日は苦労しました」とアフレコを振り返る。対する桐本は「最初はみんな探り探りだから大変ですよね」と理解を示したと思いきや「(浪川は)酔っぱらってるし」とからかい、「(現場でもセリフ量の多さに)結構テンパってるよね。たまに前の日の酒も残ってるし大変そう」と悪ノリ。浪川は慌てて「酔っぱらってないし!」と否定するも「1回、いや何回かはあったよ」とぶっちゃけ、会場を爆笑させた。
NZT-48とAKB48を絡めたジョークを飛ばすなど、終始ふざけ合っていた両者だったが、浪川は「ブライアンは話数を重ねると責任感が出てくるので、話し方を変えている」とプロならではのこだわりを披露。一方、桐本は「海外の俳優さんは作品ごとに体も変えてくる。ブラッドリー・クーパーは『アメリカン・スナイパー』ですごく体を作ってきて、あそこまでされると(吹き替え声優も)同じ芝居だとOKが出ない。役者のキャラ作りによって演技を変えるのは難しい。同じ役者さんだとなおさら」と吹き替え声優ならではの苦労を明かした。
息の合ったトークで観客を引き込んだ浪川と桐本は、本作の見どころについて「演出にユーモアがあふれていて、見やすいドラマです」(浪川)、「内容もさることながら映像表現も面白い」(桐本)とアピールした。
「リミットレス」は、海外ドラマ専門チャンネル「スーパー!ドラマTV」で11月23日から放送開始(2カ国語版は毎週水曜日の午後10時、字幕版は毎週木曜日の午前0時)。なお、10月29日と30日に第1話と第2話が先行放送される。
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