実写映画版「ムーラン」の恋人役が白人からアジア人に変更
2016年10月14日 12:00

[映画.com ニュース] 米ウォルト・ディズニーが製作準備に入っている実写映画版「ムーラン」の恋人役が、白人男性からアジア系男性に変更になったとVultureが報じている。
「ムーラン」は、フン族の軍勢に苦しむ古代中国を舞台に、王族の一人娘であるムーランの活躍を描くアニメ作品。「マレフィセント」や「シンデレラ」といった自社アニメを次々と実写化し、成功に導いてきたディズニーが、今回の実写化に際して女性でありながら戦士として戦う中国のヒロインや脇役に、アジア系俳優を起用するかに注目が集まっていた。
というのも、「PAN ネバーランド、夢のはじまり」のルーニー・マーラや「Ghost In The Shell」のスカーレット・ヨハンソンなど、ハリウッドでは有色人種のキャラクターに白人俳優を起用する「ホワイトウォッシング」が横行しているためだ。実写版「ムーラン」に関しても、ディズニーが獲得したエリザベス・マーティンとローレン・ハイネックが共同執筆した脚本では、ムーランの恋人役が白人男性という設定であることが明らかになっている。
しかし関係者によれば、リライトを委託された「ジュラシック・ワールド」の脚本家コンビ、リック・ジャッファ&アマンダ・シルバーは、同キャラクターを中国人男性に変更しているという。なお、同作の全米公開は2018年11月2日。
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