誤報が新たな事件を呼ぶ…報道の真実と闇を描く「造られた殺人」予告編完成
2016年9月20日 17:00
[映画.com ニュース] 誤報を流した記者とスクープの拡大を狙う報道局、真実を求める刑事の思惑が入り乱れ、報道の真実と闇をスリリングに描き出す韓国製サスペンス「造られた殺人」の予告編がこのほど、完成した。
連続殺人事件に関するスクープをつかんだ記者のホ・ムヒョクだったが、大々的に報道された後に、その情報が誤りだったことに気付く。スクープが誤報であることを知らない報道局の上司からは続報を迫られ、事件の捜査を担当する刑事からは疑いの目を向けられる。やがて、ムヒョクの誤報に基づいた殺人事件が実際に発生してしまう。
予告編は、一世一代の大スクープが誤報だったということが明らかになり、天国から地獄へと転落する事態に直面したムヒョクが、様々な思惑や疑いの目にさらされ、翻弄(ほんろう)される姿を不気味な音楽とともに映し出している。疑惑の目を向ける刑事や続報でさらに騒がせようとする上司、そして「事件の真実を知っている」と揺さぶりをかける人物も出現。ムヒョクの誤報が世間を騒然とさせ、新たな殺人事件へと発展していくという、息をのむスリリングな展開を緊張感に溢れた映像で描いている。
映画「建築学概論」や「王の涙 イ・サンの決断」など大ヒット作に多数出演する実力派俳優チョ・ジョンソクが、誤った情報提供をスクープ報道したことで窮地に陥る記者のムヒョクを熱演。記者として致命的なミスを犯したにもかかわらず、思わず味方をしたくなってしまう、ムヒョクの人間くささを体現している。11月19日から公開。