黒沢清新作主演の仏俳優タハール・ラヒムが初来日、1人でゴールデン街訪問
2016年9月15日 21:41

[映画.com ニュース] 黒沢清監督の海外進出作品で、オールフランスロケで撮影された「ダゲレオタイプの女」の主演の仏俳優タハール・ラヒムが初来日し、9月15日都内で黒沢監督と会見した。
黒沢監督は、ラヒムと共にカナダで行われた第41回トロント国際映画祭に出席し、その後14日に一緒に日本に戻ったといい、「僕は疲れたので帰宅しましたが、タハールは昨日夜1人でゴールデン街に行ったそう。フランス人すごいですね」と明かす。ラヒムは「僕は冒険が大好きなんです。外国へ行ったらホテルから出たいんです」と日本訪問の初日から、アクティブに過ごしたと報告した。
映画は、世界最初の写真撮影法「ダゲレオタイプ」を用いて肖像写真を撮影するカメラマンの家に隠された、秘密と愛を描くホラーラブストーリー。黒沢監督は「西洋のゴーストストーリーではなく、日本の古い怪談によくある男女の関係が発展していく様、怪談の恨みを愛に置き換えたような関係をフランスでドラマとして構築したかった」と作品のテーマを語った。
黒沢監督は、ラヒムを主演に起用した理由を「この人は僕の映画に出演してくれるのにふさわしい俳優だと直感的に思えた」と明かす。ラヒムは「何度も黒沢監督と話をして、(主人公の)ジャンという人物の理解を深めようと思った。ジャンはいまどきのフランスの若者で、たまたま写真の仕事を見つけた、普通の男であることを見せるのが大事だとおもった」と役作りについて話し、「スケアクロウ」のアル・パチーノから身体的なインスピレーションを得たと付け加えた。
長年、海外で一度映画を撮ってみたいと思い続けていたという黒沢監督は、今回の撮影を「夢のような時間」だったと振り返り、「フランス映画としてこんな作品もあるのだと驚く一方で、なるほどフランス映画だと納得して見て欲しい。最新のフランス映画の1本として楽しんでください」と呼びかけた。
10月15日から東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国公開。
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