フィリップ・ガレル監督の最新作「パリ、恋人たちの影」は17年1月公開!
2016年9月14日 07:00
[映画.com ニュース] “ヌーベルバーグの継承者”として知られる、フランス映画界の名匠フィリップ・ガレル監督の最新作「L'ombre des femmes(原題)」が、「パリ、恋人たちの影」の邦題で2017年1月から公開されることが決定した。
「ギターはもう聞こえない」(1994)、「恋人たちの失われた革命」(07)でベネチア国際映画祭銀獅子賞に2度輝いたガレル監督の最新作は、ある夫婦の滑稽な愛の形を描く。ドキュメンタリー作家のピエールと、夫の才能を信じて映画制作をサポートする妻マノンは公私ともに良きパートナーだが、アイデアに行き詰ったピエールは愛人を作ってしまう。悪びれる様子もなく愛人関係を続けるピエールだったが、マノンも浮気していることを知らされ、次第に夫婦の関係性が変化していく。
スタッフは、ルイス・ブニュエルの「昼顔」「ブルジョワジーの秘かな愉しみ」、ジャン=リュック・ゴダールの「勝手に逃げろ/人生」などで、名だたる監督とタッグを組んできたジャン=クロード・カリエールがガレル監督と共同で脚本を手がけ、「さよなら子供たち」(ルイ・マル監督)でフランスのアカデミー賞にあたるセザール賞の最優秀撮影賞を獲得したレナート・ベルタが撮影監督を担当。映画界をけん引してきた実力派が結集している。
「パリ、恋人たちの影」は、17年1月から東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムで公開。