「ウェディング・シンガー」アレクシス・アークエットが47歳で死去
2016年9月12日 17:00
[映画.com ニュース] 「パルプ・フィクション」「ウェディング・シンガー」などに出演した、女優でトランスジェンダー活動家のアレクシス・アークエットさんが9月11日(現地時間)、47歳で死去したと米ハリウッド・レポーター誌などが報じた。
1969年7月、俳優でプロデューサーのルイス・アークエットの次男ロバートとして生まれ、長兄リッチモンド、長姉ロザンナ、次姉パトリシア、弟デビッドも役者という芸能一家に育った。キャリア初期には、映画「ブルックリン最終出口」や「チャイルド・プレイ チャッキーの花嫁」などに出演。2006年にトランスジェンダーであることを公表し、07年には女性への性別適合手術の過程を追ったドキュメンタリー映画「Alexis Arquette: She's My Brother(原題)」を発表した。弟のデビッドが今年2月に語ったところによると、アレクシスさんは「現在はトランスジェンダーではなく性別不詳」と自認していたという。
兄リッチモンドは、「アレクシスは、兄弟や姪、愛する友人たちに囲まれていました。僕たちはアレクシスのために音楽をかけていたのですが、デビッド・ボウイの『スターマン』が流れているときに彼は息を引き取りました」と報告。その後、パトリシアは「スターマン」のミュージックビデオを自身のTwitterに投稿、デビッドもアレクシスさんとのツーショット写真とともに「みんなの愛情とアレクシスへのやさしい言葉をありがとう。僕のヒーローは永遠です」とツイートした。