名優・藤竜也、「お父さんと伊藤さん」でのこだわりの役作りを語る
2016年9月2日 07:00
同作は、中澤日菜子氏の同名小説を「百万円と苦虫女」「ロマンス」のタナダ監督が映画化。34歳の書店員・彩(上野)は、給食センターでアルバイト中の54歳のバツイチ男性・伊藤さん(リリー・フランキー)とアパートで同棲中。そんなある日、彩の父親が突然転がり込んできたことで、3人の奇妙な共同生活が始まる。父がやってきた本当の理由と、その裏に潜む家族の問題が描かれる。
彩の頑固な父親役を演じる藤は、長野にある小学校の元教員という“お父さん”の設定をより深く理解するため、自らアポイントを取り実際に長野の小学校を訪問。「彼が見た景色はすべて見てみたい」「(撮影の準備は)自分にとっての安心代、精神安定剤みたいなもの」と、役作りに俳優としてのこだわりを見せる。
さらに、「“お父さん”の退職金や年金、家を売ったお金をざっと計算したんです」と経済状況を把握し、「結構お金を持っている(笑)。だからいざとなったら、自分の尻は自分で拭ける! と思いましたね。だからこそ自信もあるし、子どもたちの前ではつい偉そうなことを言ってしまうんですよね」と言動を分析。不器用に生きる男への愛にあふれた今作について、「愛する人に出会い家庭を持ち、子どもを授かり、育て、妻を亡くし独り身になった男の物悲しさを感じましたね。市井の人の日常、生きる営みを描くこの映画にハードボイルドを感じます」と語っている。
「お父さんと伊藤さん」は、10月8日から東京・新宿バルト9ほか全国で公開。
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