ティルダ・スウィントンが声を失ったロック歌手に「胸騒ぎのシチリア」特報公開
2016年8月26日 17:00

[映画.com ニュース] オスカー女優ティルダ・スウィントン主演作「胸騒ぎのシチリア」の特報動画と場面写真が、公開された。仏映画「太陽が知っている」(1968)をリメイクした、4人の男女が織り成すラブサスペンスで、スウィントン演じる声を失ったロック歌手の主人公が、新旧の恋人の間でゆれる様子と、レイフ・ファインズ、ダコタ・ジョンソンら豪華共演陣の姿が確認できる。
「ミラノ、愛に生きる」(2011)のルカ・グァダニーノ監督とスウィントンの再タッグ作で、スウィントン本人が、主人公マリアンの声が出せないという設定を提案した。「せりふで全てを語るのは好きじゃないわ。伝えようとして失敗したり、言葉のないコミュニケーションこそ、そそられるの」と語っている。劇中ではローリング・ストーンズの楽曲や、クリスチャン・ディオールの衣装が本編を彩っている。
世界的な人気を誇るロック歌手のマリアンは、痛めた声帯と心を癒すため、年下の恋人ポールとシチリアで優雅な時間を過ごしていた。ところが、音楽プロデューサーで元恋人のハリーが、娘ペンを連れて押しかけてくる。マリアンとの復縁を狙うハリーと、ポールへの好奇心を募らせていくペン。マリアンの焦りが最高潮に達したとき、思いもよらない事件が起こる。
「胸騒ぎのシチリア」は、11月から東京・新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国で公開。
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