「定本 映画術」をひも解くドキュメンタリー「ヒッチコック/トリュフォー」公開
2016年8月22日 10:00

[映画.com ニュース]フランソワ・トリュフォーによるアルフレッド・ヒッチコックへのインタビューが、現代を代表する監督たちによって語られるドキュメンタリー「ヒッチコック/トリュフォー」が12月10日公開する。
1962年、トリュフォーは敬愛するヒッチコックに取材を申し込み、ヒッチコックは快諾。国籍も年齢もキャリアも違う2人が意気投合し、長時間のインタビューが実現した。そして、“映画の教科書”として知られる「Hitchcock/Truffaut」(「定本 映画術 ヒッチコック/トリュフォー」山田宏一・蓮實重彦訳)が出版された。
映画は、当時のヒッチコックとトリュフォーの貴重な音声テープと、ヒッチコックを慕う、マーティン・スコセッシ、デビッド・フィンチャー、黒沢清、ウェス・アンダーソン、リチャード・リンクレイターら、今日の映画界をけん引する10人の映画作家のインタビューを交え、ヒッチコックの時代を超えた映画術を新鮮な視点で現代に蘇らせたドキュメンタリー。
監督は、NY国際映画祭のディレクターを務めるケント・ジョーンズ。日本語字幕は、「定本 ヒッチコック/トリュフォー 映画術」の翻訳者で、映画評論家の山田宏一氏。2015年カンヌ国際映画祭クラシック部門で上映された。
「ヒッチコック/トリュフォー」は12月10日新宿シネマカリテほかにて全国順次公開。
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取材 海外映画祭
