やっぱり愛よりお金? 大竹しのぶ「この年になるとわかってくる」
2016年8月17日 17:30
[映画.com ニュース] 直木賞作家・黒川博行氏の著書を原作に、大竹しのぶと豊川悦司が3度目のタッグを組む映画「後妻業の女」のイベントが8月17日、都内であり、主演の大竹と豊川、鶴橋康夫監督が、平均年齢52.6歳の50人の女性観客“美魔女”を前にトークを行った。
イベントでは、資産家の独身男性の後妻に収まり、多額の金品を貢がせる“後妻業”を生業とする女を描く映画の内容にちなんだ様々な質問を観客に投げかけた。「後妻業に興味がある」との回答が58%という値を出すと、大竹も「若い時は愛だけでお金なんか…と思っていたけど、この年になると違ってくるなとわかってきた」と理解を示す一方で、「愛よりお金」の回答に64%という結果には「お金だけだとさみしいけど、お金がないと無理だよね。でも、愛、愛、愛がいい」と女ごころを見せていた。
また、「浮気や不倫はばれなければよい」の回答が42%だったことに対し、鶴橋監督は「正しい!」ときっぱり。大竹は「浮気はやだ、本気がいい。最初からばれなきゃいいっていうのは嫌だな」と持論を語った。豊川は、マイペースに語る大竹と浴衣姿の“美魔女”50人を前に「みなさん20代かと思っていました。メガネの度が合っていないかも……」など、終始リップサービスに努めていた。
「後妻業の女」は、大竹が主人公の武内小夜子、豊川が小夜子とともに独り身の老人たちを騙す結婚相談所所長の柏木亨に扮し、笑福亭鶴瓶、尾野真千子、永瀬正敏、風間俊介、津川雅彦、長谷川京子、水川あさみ、余貴美子、森本レオ、六平直政、伊武雅刀ら豪華キャストが共演する。8月27日から全国で公開。