広瀬アリスが初舞台 赤堀雅秋のシアターコクーン第3弾公演「世界」17年1月上演
2016年8月15日 06:00
[映画.com ニュース] 劇作家で演出家の赤堀雅秋による舞台「世界」が、2017年1月に東京・渋谷のBunkamuraシアターコクーンで上演されることがわかった。映画監督第2作「葛城事件」が6月に公開されて話題となった赤堀が書き下ろした新作で、風間杜夫が赤堀作品に初参加。大倉孝二、早乙女太一らが共演し、人気若手女優の広瀬アリスが初舞台を踏む。
14年にBunkamura25周年作品のひとつとして上演された「殺風景」、15年の「大逆走」に続き、赤堀がシアターコクーンで行う公演の第3弾。地方都市で町工場を営む家族を中心に、逃げられないミニマムな人間関係や、様々な波紋が広がる中でも続いていく日々の営みを描く。繊細で丁寧な人間の描写や、陰影あるキャラクター造形、あふれ出す生々しい感情など、赤堀ワールドの真骨頂ともいえる要素が詰め込まれた「やるせない喜劇」になるという。
演劇界鎮の重鎮・風間が満を持して赤堀作品に初参加し、赤堀ワールドにはおなじみの大倉、久々のストレートプレイになる早乙女らが出演。さらに、本作品が初舞台となる広瀬がフレッシュな風を吹きこみ、鈴木砂羽、青木さやか、高畑裕太、梅沢昌代、福田転球と個性的かつ実力派の面々が結集。赤堀自身も重要な役どころで出演するという。
17年1月11~28日、Bunkamuraシアターコクーンにて上演(1月16日は休演)。チケットは10月29日一斉発売。