松岡茉優「聲の形」アフレコに手応え「将也君はかけがえのない少年になった」
2016年8月10日 16:00

[映画.com ニュース] 劇場アニメ「映画 聲の形」で主人公・石田将也の小学生時代の声を務める女優・松岡茉優がこのほど、都内のスタジオでアフレコを終え、役への思いや役作りの苦労を語った。
大今良時氏の人気漫画を、「けいおん!」「たまこラブストーリー」を手がけた山田尚子監督と京都アニメーション(アニメーション制作)がアニメ化。退屈することを嫌う小学生・石田将也は、耳の不自由な転校生・西宮硝子との“ある出来事”が原因でクラスから孤立して以来、心を閉ざしてしまう。それから5年後、再会を果たした2人の心の交流や将也の成長を描く。
「ジュラシック・ワールド」では吹き替え声優、「ポケモン・ザ・ムービーXY&Z 『ボルケニオンと機巧(からくり)のマギアナ』」ではゲスト声優を務め、声優業は3度目となる松岡は「一番リアルに近かった作品で、普段実写でやっている役作りをしてみようと思いました」と、これまでとは異なる姿勢で挑んだことを明かす。そのうえで、「石田将也君を見つめ直してみると、悪気のない純粋な将也君が見えてきました。 自分自身にとっても新しい試みで、はじめは声だけに演技を乗せるのがこんなに大変なのかとすごく悔しかったですが、徐々に山田監督との信頼関係も築けたと思います」と振り返る。そして「声優と俳優というお仕事に繋がる架け橋の兆しが見えた気がして、本当に光栄です。将也君は私にとってかけがえのない少年になりました」と達成感をにじませた。
一方、山田監督は「テイクを重ねる毎にたくさんの将也を見せてくださいました。松岡さんの中で将也がどんどん呼吸し始めて、動きまわっているのが手に取るように見えてきて、本当にわくわくしました。その間、松岡さんはずっと将也と対話されているようでした」と現場での松岡の変化を振り返る。そのうえで「普段、声だけで芝居をすることはあまりされていないと思うので、いろいろと窮屈だったりしたと思うのですが、そのようなことを全く感じさせないようなものすごい感性とセンスを目の当たりにして、頭がくらくらしてしまいました」と称賛している。
さらに大今氏も、松岡の演技に対し「とても自然な演技だと思いました。投げ出すような感じというか、放り投げるような感じというか、本物の小学六年生のような喋り方が、私のイメージする子供時代の将也そのものでした。特に怒鳴った時の声がすごく魅力的でした」と太鼓判を押した。
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