森川葵「花戦さ」で映画オリジナルのヒロインに!繊細な演技で新境地開拓
2016年6月27日 06:00

[映画.com ニュース]女優の森川葵が、狂言師・野村萬斎と歌舞伎俳優・市川猿之助が共演する映画「花戦さ」でヒロインを務めることがわかった。原作となった華道池坊家の初代・池坊専好を主人公に描いた鬼塚忠氏の小説には登場しない、映画オリジナルのキャラクターである天才絵師・れんに扮する。
森川は、人に対して心を閉ざしていたれんが専好(萬斎)に助けられ、少しずつ変化していくさまを繊細に演じ、「これまでおしゃべりな役が多かったのですが、今回は表情のお芝居で勝負するのがすごく楽しみでした」と新境地を開拓した様子。ベテラン勢との共演に恐縮しながらも、「実際現場にきたら楽しく毎日撮影することができました。萬斎さんの演技を見て、時代劇でも、もっと自由に色んなことにチャレンジしてみていいんだ、堅苦しくなり過ぎなくていいんだ、ということを学びました」と収穫はたっぷりとあったようだ。
一方の萬斎は、初共演となった森川について「普段はハキハキしていますが、カメラの前では何とも言えない不思議な色気や一種のカリスマ性を感じました」と太鼓判を押す。「役柄としても、花と絵、それぞれのアーティストとして触発・尊重しあえる同志的な関係を演じられたと思います」と仕上がりに自信をのぞかせた。
「花戦さ」は、篠原哲雄監督(「起終点駅 ターミナル」)がメガホンをとり、“花”の専好と“茶”の千利休の友情、時の天下人・豊臣秀吉との対立を描く。また、れんが描く劇中画は、作品が大英博物館にも所蔵展示される世界的アーティスト・小松美羽が手掛けている。萬斎、猿之助、森川をはじめ佐藤浩市、中井貴一、佐々木蔵之介、高橋克実ら豪華キャストが共演する。2017年公開。
フォトギャラリー
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
プレデター バッドランド
【ヤバすぎる世界へようこそ】“最弱”ד下半身を失ったアンドロイド”=非常識なまでの“面白さと感動”
提供:ディズニー
人生にぶっ刺さる一本
【すべての瞬間が魂に突き刺さる】どうしようもなく心が動き、打ち震えるほどの体験が待っている
提供:ディズニー
ブルーボーイ事件
【日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化】鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
あまりにも凄すぎた
【“日本の暗部”に切り込んだ圧倒的衝撃作】これはフィクションかノンフィクションか?
提供:アニモプロデュース
盤上の向日葵
【「国宝」の次に観るべき極上日本映画に…】本作を推す! 壮絶な演技対決、至極のミステリー、圧巻ラスト
提供:松竹
てっぺんの向こうにあなたがいる
【世界が絶賛の日本映画、ついに公開】“胸に響く感動”に賞賛続々…きっとあなたの“大切な1本”になる
提供:キノフィルムズ