直木賞作家・道尾秀介原案「名前」を津田寛治・駒井蓮ダブル主演で映画化
2016年6月14日 08:00

[映画.com ニュース] 「月と蟹」「シャドウ」「カラスの親指」などの直木賞作家・道尾秀介氏が原案を手がける映画「名前」の製作発表会見がこのほど、撮影地の茨城県取手市にある取手ウェルネスプラザで行われた。
作品は、道尾氏のミステリアスな原案を元に、中年男性と女子高生が織り成す型破りなヒューマンドラマを描くもの。監督は、映画「ねこにみかん」や舞台演出家としても活躍する戸田彬弘。脚本は、ドラマ「相棒」や映画「つむぐもの」などの守口悠介が手がける。
主人公の中年男性・正男役には、「ソナチネ」「模倣犯」など数多くの映画・ドラマに出演している津田寛治。経営していた会社が倒産し妻にも逃げられ、茨城で様々な他人の名前を周囲に偽って使い、かつて死産で娘を亡くした経験を持つ中年男性を演じる。正男の前に現れる不思議な女子高生役には、ポカリスエットのCMなどで注目され、ファッション誌「ニコラ」の専属モデルとしても活躍する駒井蓮が、オーディションで映画初主演を勝ち取った。
戸田監督は、「ミステリー要素はあるものの深い人間ドラマが描かれていることに興味を抱きました。そんな企画に監督として関わらせて頂けることを光栄に思い、また私は人間ドラマとミステリーが得意な分野でもあるので、今から期待が膨らんでおります」と話す。津田は、「茨城は壮大な自然の中で沢山の方が住まれているイメージがあり、キーワードは人だと思っています。県民性をよく理解してこの作品に入り、熱く、そしてリアルな茨城県民を演じたい」と意気込みを語った。
駒井はこの日登壇できなかったが、前信介プロデューサーは「道尾秀介さん原案、津田寛治さん主演ということで本当に多くの応募がありました。その中で、駒井蓮さんはお芝居経験はまだ少ないですが、自己分析を凄くされている面白い方で人間的にも魅力がありました。10代の若手女優の中でも飛び抜けた逸材だと思います」と抜てき理由を明かした。
会見には戸田監督、津田のほか、道尾氏、脚本の守口、取手市長らが登壇。茨城県取手市・守谷市・つくばみらい市・利根町を中心に今夏撮影をスタートし、9月にクランクアップ予定。11月に茨城で完成披露試写会を開催し、2017年に全国公開を目指している。
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