私たち“一肌”脱ぎます!反対運動のためにヌードになったセレブたち
2016年6月12日 15:30
[映画.com ニュース] 海外のセレブたちは、いつもチャリティ活動に熱心。自分の知名度や影響力が少しでも世のため人のために役立てばと、さまざまな社会問題などに取り組んでいるわけです。そして、中には体を張って反対や抗議の意を示す人たちも。今回は、文字通り“一肌” 脱ぎ、ヌードで「XX反対!」と訴えたセレブを集めてみました!
モデル兼女優のカーラ・デルビーニュが、新キャンペーン「I’m Not a Trophy(私は戦利品じゃない)」の初代アンバサダーに就任。ライオンやチータの写真がコラージュされたアーティスティックなヌード写真を6月1日にお披露目しました。この活動の目的は、絶滅の危機に瀕した野生動物たちを、密猟や趣味の狩猟から守ること。実はカーラ、動物の保護活動に意欲的。やんちゃなイメージが強いけど、意外とマジメだったのね。
大注目のコメディエンヌ、エイミー・シューマーは、ノーパンのセルフィーで銃犯罪にノーを突きつけました。アメリカでは6月2日は「銃による暴力啓発デー」。オレンジ色の物を身につけることでメッセージを広よう、という運動が行われています。ところがエイミー、オレンジ色のスポーツブラだけで十分なはずなのに、ノーパンまでサービス。実は昨年、ブレイクのきっかけになった脚本・主演の映画「Trainwreck」の上映中に発砲事件が発生し、死傷者が出るという惨事を経験していたんです。それ以来、銃規制の強化を訴えていただけあって、切実な思いを胸に秘めてお尻をさらけ出したのかもしれません。
お次は、世界最大級の動物愛護団体「PETA」によるアンチ毛皮キャンペーン。歌手のピンク姐さんの一糸まとわぬ姿は、昨年のニューヨークのファッションウィークにあわせて、タイムズスクエアのビルボードにど~んと張り出されました。この「I’d rather go naked than wear fur(毛皮を着るくらいなら、ハダカになるわ)」シリーズでは、「ニュースルーム」のオリビア・マンやカーダシアン家の次女クロエもヌードに。さらには、エバ・メンデスやベサニー・フランケル、タラジ・P・ヘンソンといった40代のお姉さま方も参加していました。金持ち=ミンクの毛皮ってイメージは、もはや通用しないみたい。
ボーイッシュな胸の持ち主キーラ・ナイトレイは2014年、怒りの(?)トップレスをインタビュー誌で披露。堂々たる脱ぎっぷりは、画像修正なんて余計なお世話よと言わんばかり。キーラといえば、「キング・アーサー」のポスターで勝手に“豊胸”されちゃったのが有名ですが、何かにつけイジらてばかりでうっぷんが溜まっていたんでしょう。トップレスのオファーは「大きくしたり、レタッチしたりしないんだったら、喜んで」と引き受けたんだとか。自分で“お直し”したセルフィーを投稿するセレブが後を絶たない中で、潔い決断がカッコいい!
2年前の6月。ブルース・ウィリス&デミ・ムーアの娘スカウト・ウィリスが衝撃の写真をツイート。そこに写るニューヨークを散歩中の彼女は、花柄のスカートを履いただけでおっぱい丸出し! Instagramで「女性の乳首はNG」というガイドラインに違反したため、アカウントを削除されてしまいました。そこで彼女は、Twitterで「#FreeTheNipple」と徹底抗戦を仕掛けたんです。どんだけ露出したいのよと思っていたら、後日、「女性たちが自分の体をどのように表現するか選べるようにするための抗議」だったことが判明。「ジェンダーの平等や、どんな体型もポジティブに受け入れようと話すきっかけになれば」なんて深~い意味も込められていたみたい。だけど、道行くニューヨーカーたちは、さぞや目のやり場に困ったことでしょう。
最後にご紹介するのは、ヘレナ・ボナム・カーター×マグロという異色のコラボ。ギョギョっとすること請け合いです。このポートレートは、海洋資源の乱獲防止を訴える「Fish Love」キャンペーンとして昨年発表されたもの。ジュディ・デンチやエマ・トンプソンといった英国のベテラン女優たちも海産品と一緒にポーズをとっています。ヘレナは「洋服を脱ぎ去ることがこれほど影響力を持つとは知りませんでした。もっと頻繁に脱いでいかなければ」と意義を見出した模様。それはそうと、魚と共演した感想も聞きたい!
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「苦役列車」「まなみ100%」の脚本や「れいこいるか」などの監督作で知られるいまおかしんじ監督が、突然体が入れ替わってしまった男女を主人公に、セックスもジェンダーも超えた恋の形をユーモラスにつづった奇想天外なラブストーリー。 39歳の小説家・辺見たかしと24歳の美容師・横澤サトミは、街で衝突して一緒に階段から転げ落ちたことをきっかけに、体が入れ替わってしまう。お互いになりきってそれぞれの生活を送り始める2人だったが、たかしの妻・由莉奈には別の男の影があり、レズビアンのサトミは同棲中の真紀から男の恋人ができたことを理由に別れを告げられる。たかしとサトミはお互いの人生を好転させるため、周囲の人々を巻き込みながら奮闘を続けるが……。 小説家たかしを小出恵介、たかしと体が入れ替わってしまう美容師サトミをグラビアアイドルの風吹ケイ、たかしの妻・由莉奈を新藤まなみ、たかしとサトミを見守るゲイのバー店主を田中幸太朗が演じた。
文豪・谷崎潤一郎が同性愛や不倫に溺れる男女の破滅的な情愛を赤裸々につづった長編小説「卍」を、現代に舞台を置き換えて登場人物の性別を逆にするなど大胆なアレンジを加えて映画化。 画家になる夢を諦めきれず、サラリーマンを辞めて美術学校に通う園田。家庭では弁護士の妻・弥生が生計を支えていた。そんな中、園田は学校で見かけた美しい青年・光を目で追うようになり、デッサンのモデルとして自宅に招く。園田と光は自然に体を重ね、その後も逢瀬を繰り返していく。弥生からの誘いを断って光との情事に溺れる園田だったが、光には香織という婚約者がいることが発覚し……。 「クロガラス0」の中﨑絵梨奈が弥生役を体当たりで演じ、「ヘタな二人の恋の話」の鈴木志遠、「モダンかアナーキー」の門間航が共演。監督・脚本は「家政夫のミタゾノ」「孤独のグルメ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭。
奔放な美少女に翻弄される男の姿をつづった谷崎潤一郎の長編小説「痴人の愛」を、現代に舞台を置き換えて主人公ふたりの性別を逆転させるなど大胆なアレンジを加えて映画化。 教師のなおみは、捨て猫のように道端に座り込んでいた青年ゆずるを放っておくことができず、広い家に引っ越して一緒に暮らし始める。ゆずるとの間に体の関係はなく、なおみは彼の成長を見守るだけのはずだった。しかし、ゆずるの自由奔放な行動に振り回されるうちに、その蠱惑的な魅力の虜になっていき……。 2022年の映画「鍵」でも谷崎作品のヒロインを務めた桝田幸希が主人公なおみ、「ロストサマー」「ブルーイマジン」の林裕太がゆずるを演じ、「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」の碧木愛莉、「きのう生まれたわけじゃない」の守屋文雄が共演。「家政夫のミタゾノ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭が監督・脚本を担当。
2012年に逝去した若松孝二監督が代表を務めていた若松プロダクションが、若松監督の死から6年ぶりに再始動して製作した一作。1969年を時代背景に、何者かになることを夢みて若松プロダクションの門を叩いた少女・吉積めぐみの目を通し、若松孝二ら映画人たちが駆け抜けた時代や彼らの生き様を描いた。門脇むぎが主人公となる助監督の吉積めぐみを演じ、「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)」「11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち」など若松監督作に出演してきた井浦新が、若き日の若松孝二役を務めた。そのほか、山本浩司が演じる足立正生、岡部尚が演じる沖島勲など、若松プロのメンバーである実在の映画人たちが多数登場する。監督は若松プロ出身で、「孤狼の血」「サニー 32」など話題作を送り出している白石和彌。
若松孝二監督が代表を務めた若松プロダクションの黎明期を描いた映画「止められるか、俺たちを」の続編で、若松監督が名古屋に作ったミニシアター「シネマスコーレ」を舞台に描いた青春群像劇。 熱くなることがカッコ悪いと思われるようになった1980年代。ビデオの普及によって人々の映画館離れが進む中、若松孝二はそんな時代に逆行するように名古屋にミニシアター「シネマスコーレ」を立ち上げる。支配人に抜てきされたのは、結婚を機に東京の文芸坐を辞めて地元名古屋でビデオカメラのセールスマンをしていた木全純治で、木全は若松に振り回されながらも持ち前の明るさで経済的危機を乗り越えていく。そんなシネマスコーレには、金本法子、井上淳一ら映画に人生をジャックされた若者たちが吸い寄せられてくる。 前作に続いて井浦新が若松孝二を演じ、木全役を東出昌大、金本役を芋生悠、井上役を杉田雷麟が務める。前作で脚本を担当した井上淳一が監督・脚本を手がけ、自身の経験をもとに撮りあげた。
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