河瀬直美監督、日本の若手監督&俳優への思いを熱く説く
2016年6月11日 15:30

[映画.com ニュース] 「2つ目の窓」「あん」などで知られる河瀬直美監督が6月10日、東京・ラフォーレミュージアム原宿で行われた国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア(SSFF&ASIA)2016」のトークイベントに出席。河瀬監督が学生時代に8ミリで撮影した最初期の短編「私が強く興味を持ったものを大きくFixできりとる」や、韓国・釜山国際映画祭の要請で製作した「嘘 LIES」を含む4作品の上映を交え、約1時間半に渡り思いを語った。
今年のSSFF&ASIAでは、奈良県在住の河瀬監督が主宰する「なら国際映画祭」と連携し、国際的に活躍できる若手映画監督を育成するプロジェクト「Road to Cannes ~カンヌへの道~」を実施中。第69回カンヌ国際映画祭の短編部門およびシネフォンダシオン(学生映画)部門の審査委員長を務めた河瀬監督は、「その時にカンヌのディレクターに『なら国際映画祭とパートナーシップを結ぶのは?』と聞いたら、『ロゴを使ってもいいし、カンヌで賞をとった作品を奈良に持って行ってもいい。コラボしていこう』」と成立経緯を明かす。そして「日本では若手監督がいろんなところで苦労しています。世界の第一線で活躍している人たちに触れる機会が、我が国は極端に少ない」と“映画愛”ゆえの注意喚起をうながし、「そこに風穴を開けるというのが、今回の趣旨です」と説明した。
さらに、「日本の俳優は素晴らしい。ただ、世界で活躍する場が極端に少ない」と見解を述べ、「作り手が、役者が持っているものを存分に引き出すことに、向き合えていないのかなと思うこともあります」と神妙に語る。続けて「映画だけではなく舞台でも、ものすごい実力の方がいっぱいいます。しかし優秀な人たちは、海外に拠点を移していることが多い。どうして日本という自分たちの場で出来ないのだろうと、監督として思うこともあります」と、環境づくりへの自戒の念も込めて話していた。
なお、「Road to Cannes ~カンヌへの道~」では一般公募で参加希望者を募り、「なら国際映画祭2016」開催中に制作合宿を敢行予定。詳細は公式HP(http://www.shortshorts.org/2016/ssff_nara2016/)に掲載中で、6月17日まで応募を受け付けている。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

アマチュア
【殺しはアマチュア、しかし頭脳は最高】スパイ史上最も地味、だが最も予測不能な男が面白すぎた!
提供:ディズニー

HERE 時を越えて
【何だこのすごい映画は!?】まるで動かない「バック・トゥ・ザ・フューチャー」 ラストの多幸感よ…
提供:キノフィルムズ

異常者×異常者×異常者…
【イカれた映画を紹介するぜ!】命令無視の異常者チームが無許可で大暴れ! ぶっ刺さる一作!
提供:KADOKAWA

片思い世界
【広瀬すず×杉咲花×清原果耶】涙腺崩壊、でも、あ~…何も言えない!! とにかく早く観て!!
提供:リトルモア

社畜が観たらすごかった映画
【前代未聞のオール社畜レビュー】「パラサイト」監督による描く至高エンタメ…果てしなく良かった!
提供:ワーナー・ブラザース映画

侍タイムスリッパー
【ついに見放題“最速”配信中!!!】観たかった人も、何度も観た人も今すぐ観よう!【超ネタバレ厳禁】
提供:JCOM株式会社

過激な問題作
【この村の住人は、人間を喰ってる――】狂いに狂った衝撃作。未見の人がうらやましい。
提供:ディズニー

映画館で観ないとぜっっったい後悔する
【ラスト5分の破壊力】そして“観たことないシーン”のゲリラ豪雨に、感動を超えてもはや放心状態――
提供:東和ピクチャーズ

映画が大好きな人へ――
“映画館でオトクに観る裏ワザ”、ご紹介させてください!【知らないと損な神情報】
提供:KDDI