現役早大生シンガーAnJu、ドラマ「石川五右衛門」で素顔初出しの女優デビュー
2016年6月5日 08:00
[映画.com ニュース] 早稲田大学に通いながらシンガーソングライターとして活動するAnJuが、市川海老蔵主演の連続ドラマ「石川五右衛門」で女優デビューを果たすことが決定した。2014年のデビュー以来ベールに包まれていた素顔を公開し、初挑戦となる時代劇で殺陣にも挑んでいることがわかった。
ドラマは、2009年に海老蔵の主演で好評を博した同名の新作歌舞伎に潤色を加え、天下の大泥棒・石川五右衛門と時の権力者・豊臣秀吉の対決を軸に描く痛快スペクタクル。AnJuが演じる奥山奈々は、五右衛門一家の昼の顔である白波夜左衛門一座が身を寄せる奥山道場の娘だ。父の公継(益岡徹)に代わり弟子に稽古をつけるほどの剣術の腕前を持ち、秀吉の側室・茶々の護衛を任されるという役どころで、「事前に上品な女性の所作を練習していったのですが、袴姿で刀を差し、胸を張って大股で歩く役でした(笑)」と男勝りなキャラクターを紹介した。
海老蔵から帯刀の仕方や細かい所作の大切さを教わったというAnJuは、「海老蔵さんは目の演技が圧倒的なので、殺陣のシーンで剣を突き合わせる時も『かかっていけない……』とひるみそうになることもあります」と告白し、「役者の技術という面でも本当に尊敬していて、ご一緒させていただき勉強になります」と真摯に語った。
共演は、五右衛門役の海老蔵のほか、豊臣秀吉役を國村隼が演じ、五右衛門一家の面々に山田純大、前野朋哉、高月彩良、田中美里、秀吉の家臣・石田三成役に丸山智己、前田玄以役に榎木孝明が名を連ねている。「石川五右衛門」はテレビ東京で今年放送。