ロックバンド「OLEDICKFOGGY」の素顔に迫るドキュメンタリー、8月11日公開
2016年6月5日 18:00

[映画.com ニュース] ロックバンド「OLEDICKFOGGY」の素顔に迫ったドキュメンタリー映画「オールディックフォギー 歯車にまどわされて」が、8月11日から全国で公開される。バンドの最新ミュージックビデオ「シラフのうちに」を手がけ、「山口冨士夫 皆殺しのバラード」「kocorono」など音楽ドキュメンタリーを発表してきた映像作家・川口潤が密着した。
OLEDICKFOGGYはカントリー、トラッド、オールドジャズを融合させたラスティック・ストンプを鳴らす6人組で、2003年の結成以来勢力的にライブ活動を行ってきた。映画は、15年に撮影が始まり、プランのない状態で撮影を依頼された川口監督がスタジオ練習、レコーディング、ライブ、打ち上げなどバンドの日常を記録。1万キロを超える密着取材を通じて、酒とタバコの日々、オーディエンスとともに過熱する圧倒的なライブパフォーマンスを収めていった。
信頼関係を築いた川口監督が、「土蜘蛛たちのモザイクな地下活動の記録」として完成させた。「愛煙家がいつのまにか街の片隅に追いやられたように、生粋のロックバンドもいずれ蓋をされて世の中から閉め出される時が来るかもしれない。いやそもそも、もうそんな音楽を楽しめる時代じゃなくなるかもしれない。そうなる前に転がってきたこの映画の企画、これも何かの縁、ならば一丁そのバンドの音楽と佇まいに寄り添って、映画をでっちあげて時代にかしめ打ってみようじゃないか。ひょっとしたら、新しい時代を生き抜くカギが見つかるかもしれない」と思いを形にした。
メンバーの伊藤雄和は、成功を確信しながらも実を結ばない日々に思いを馳せ「そんな中、去って行くメンバーもいました。その背中を見る度に思いました。『元オールディックフォギーって言って誇れるバンドになるよ』って。だから、進むんです。そんな事では立ち止まれないんです。最高の仲間で狂った6人の記録です。まだまだ途中だけど皆様にも付き合って貰えたらと思います」とコメントを寄せている。
「オールディックフォギー 歯車にまどわされて」は、8月11日から全国で公開。
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