J・ギレンホールはこうして“ボクサー”になった!「サウスポー」徹底解説映像公開
2016年6月2日 14:00

[映画.com ニュース] ジェイク・ギレンホールがボクサー役に挑戦し、レイチェル・マクアダムスと夫婦役を演じた「サウスポー」の特別映像が、公開された。キャストや監督のインタビュー映像やメイキング映像、本編映像から、作品の魅力を紹介している。
最愛の妻モーリーン(マクアダムス)を自身が引き起こした事件によって亡くし、さらに一人娘とも引き離されてしまったボクシングの元世界チャンピオン、ビリー・ホープ(ギレンホール)が、過去の自分から脱却しようとトレーナーのティック(フォレスト・ウィテカー)の元で鍛錬を積み、心身共に成長していくさまを描く。
狂気の映像パパラッチを演じた「ナイトクローラー」(2014)では12キロの減量に挑むなど、徹底した役作りで知られるギレンホールは、ボクサー役になりきるべく約6カ月間もの期間、毎日2回のハードなトレーニングを行ったという。映像にはギレンホールのトレーニング風景も収められ、ボクサーに変ぼうを遂げていくさまを見ることができる。感情をコントロールできない男の強さともろさを体現したギレンホールは、「怒りの底には弱さがある。どこかに傷を負っているんだ。ビリーは、あるところでそれを見せる。彼は決して幸せとは言えない出来事に向き合い、そこから学ぶことができたんだ。それを経て本当の男となる」と役どころについて語っている。
「トレーニング デイ」(01)や「イコライザー」(14)で知られ、自身もボクシング経験を持つアントワン・フークア監督は「アスリートが父親になるために色々と学んでいく物語だ。ありきたりなボクシング映画ではない。頂点から始まって、その後落ちていくからね。父親になるために学ぶということをこの映画で描きたかったんだ」と語り、本作がホープの成長ドラマであると位置づける。
一方、マクアダムスは「この映画には“暴力と危険”と同時に“心と思いやり”が込められている。監督は常に、愛情がどこにあるか、何が大切か、この家族が何を守ろうとしているのかを映画に込めているわ」と、相反する要素をバランスよく共存させたことで、作品に深みが増したとの見方を示している。そのほか、映像では「絶望」「転落」「再生」の3つのキーワードで作品の“感涙ポイント”を紹介している。
「サウスポー」は、6月3日から全国公開。
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