「永い言い訳」西川美和監督、手嶌葵が歌う挿入歌は「見事な“最終兵器”」
2016年5月31日 12:00
[映画.com ニュース] 西川美和監督が直木賞候補になった自らの書き下ろし小説を映画化する「永い言い訳」で、歌手の手嶌葵が劇中挿入歌「オンブラ・マイ・フ」を歌唱することが発表され、同曲を使用した予告編が公開された。
「原作を書いていた頃から、この作品はヘンデルの『調子の良い鍛冶屋』に始まり、『調子の良い鍛冶屋』に終わると決めていました」と語る西川監督は、音楽を担当した伊藤秀紀から同じヘンデル作曲のオペラ歌曲「オンブラ・マイ・フ」を提案されたという。吉田拓郎の名曲「流星」のカバー曲で手嶌の歌声を聴き、「この映画はこの声に救ってもらえると確信しました」と明かす。「冬の夜の澄み切った空気のような手嶌版『オンブラ・マイ・フ』は、すべてを洗い流し主人公を再出発に導いていくれる、見事な“最終兵器”となってくれたと感じています」と手ごたえたっぷりに、「自分の作った映画なのに、手嶌さんの声が聴こえ始めるとあやうく涙腺が緩みそうになるので、たいへん危険です」とコメントを寄せた。
スタジオジブリの「ゲド戦記」や「コクリコ坂から」の主題歌で知られ、フジテレビ系月9ドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」の主題歌「明日への手紙」でも話題を呼んだ手嶌。「西川監督の素敵な映画の挿入歌を歌わせていただき、とても光栄に思っております」と喜び、「ご依頼をいただいた時は、まさかオペラの曲だなんて!と正直驚きましたが、私なりに大切に歌わせていただきました」と語っている。
予告編では、本木雅弘演じる主人公の人気作家・衣笠幸夫が、不倫相手との密会中に妻を交通事故で亡くしたがこれぽっちも涙することができずいる姿が描き出される。妻の親友も同じ事故で命を落としており、その夫と子どもたちと触れ合うことで幸夫が徐々に変化していくさまが見て取れる。
「永い言い訳」は10月14日から全国公開。
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