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藤山直美、阪本順治監督との15年ぶりのタッグ作「団地」を語る

2016年5月30日 17:30

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約8年ぶりに映画出演した藤山直美
約8年ぶりに映画出演した藤山直美
(C)2016「団地」製作委員会

[映画.com ニュース] 映画「団地」で「顔(2000)」以来約15年ぶりに阪本順治監督とタッグを組んだ女優の藤山直美が、「阪本監督が撮ってくれるなら」と久々のスクリーン出演を決意した今作について語った。

さまざまな人生が交差する団地という小宇宙を舞台に、ごく平凡な主婦のまったく普通ではない日常をオフビートに描いた完全オリジナル脚本の会話劇。藤山は、今作の役どころを「奇妙な人を演じているわけではないし、ごく普通の慎ましやかな生活をする初老の主婦」と説明する。「息子を亡くすことは想像を絶することですけど、悲しみ方は年齢によって変わりますよね。物悲しくて、哀れで、それでも生きていく、そういうのが出せたらと思っていました」。

松竹新喜劇の天才喜劇役者・藤山寛美を父に持ち、4歳の頃から舞台に立ってきた藤山。映画初主演作の「顔(2000)」で妹殺しをきっかけに35歳になっても引きこもっていた家を飛び出し、逃亡の果てにホステスとして生きていく主人公を熱演した。06年のNHK連続テレビ小説「芋たこなんきん」では当時47歳でヒロインを務め、近年は関西を拠点に舞台、テレビに多数出演してきた。

ひとつの仕事に取り組んでいる間は他の仕事は一切受けないというストイックな藤山は、「お芝居は皆が集まってできるもの。全部バランスやから、誰かひとりが良ければよいってものではないんです」と言う。それに対し映画では、「監督は命綱みたいなもの」で、「映画は監督のものだから、求められることに100%応えたい。ただそれだけです」と語る。映画出演は「やじきた道中 てれすこ」(07)以来約8年ぶりとなったが、「舞台ではまばたきって関係ないんですけど、映画はあれだけ(カメラが)寄るからセリフ言い終わったら我慢せなあかん。『』の時もそうやったなあと思い出して新鮮でした」と述懐した。

阪本監督から「喜劇女優っていうくくりではなく、No.1の女優だと思う」と絶賛された藤山は、舞台に戻った時に今作での経験が「何かお客様に喜んでもらえることのひとつになれば」と謙虚に心境を明かした。「団地」は、6月4日から公開。

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