「団地」藤山直美、斎藤工をカタカナ読み「エって誰?」
2016年5月26日 23:43

[映画.com ニュース]阪本順治監督が「顔」の藤山直美と約15年ぶりにタッグを組んだ最新作「団地」の完成披露記者会見が、5月26日都内であり、阪本監督と藤山、共演の岸部一徳、大楠道代、石橋蓮司、斎藤工が出席した。
映画はさまざまな人生が交差する“団地”を舞台に、平凡な主婦のまったく普通ではない日常をユーモラスに描いた阪本監督のオリジナル作品。藤山と岸部が演じる、家業を畳み団地に引っ越して来た山下夫妻の物語を軸に、団地の住人たちが思わぬ騒動を巻き起こす。
団地を舞台にした物語について、阪本監督は「再び藤山さんとやることになって、藤山さんをどこまで遠いところまで連れて行けるかという発想から生まれた映画。16年経ち、新鮮な気持ちでやれるよう、藤山さんに脚本を渡した時に、『面白そう』ではなく、『何これ!』と言われるような脚本を書きました」と明かす。
ベテラン俳優陣との共演を喜ぶ斎藤は「今日は楽屋で、藤山さんに打楽器を忘れた南米のミュージシャンと言われました。いじっていただいて幸せでした。あと、最初私の名前をカタカナだと思っていた」と暴露。藤山は「顔と名前が一致していなくて『この、斎藤エって誰?』と思ったけれど、お写真見て後からわかりました」と話し笑いを誘った。
劇中では、藤山と岸部の絶妙な夫婦の掛け合いが見どころ。「実生活で結婚しそこなったよう。しててもおかしくなかったな。それくらい違和感がなかった」と岸部が話せば、藤山も「19歳からみてもらっていた。40年近く続いている不思議な縁。(岸部とは)安心して生きられる」と互いに強い信頼感を語った。
共演者はそんな二人の演技を「ご飯を食べるタイミングがぴったり。長年の夫婦でなければ醸し出せないな。普通の夫婦以上にいい相性だったな」(大楠)、「試写を見た後、一徳に『直美ちゃんに、素晴らしい夫婦だったと伝えて』と言いました」(石橋)と絶賛していた。
「団地」は、6月4日から東京・有楽町スバル座、新宿シネマカリテほか全国で公開。
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