マイケル・ファスベンダー、新作で実在の連続殺人鬼ジャック・ウンターベーゲルに
2016年5月19日 17:00
[映画.com ニュース] マイケル・ファスベンダーが、実在のオーストリア人シリアルキラー、ジャック・ウンターベーゲルを描く新作映画「Entering Hades(原題)」に出演交渉中であることがわかった。
1950年、ウィーンで売春婦の母親のもとに生まれたウンターベーゲルは、24歳の時に18歳の売春婦の少女を殺害。終身刑となったが、刑務所にいる間に自伝「煉獄」を執筆して出版したところ評判を呼び、文学者として認知されるようになる。
90年、文学界からの嘆願を受けて仮釈放されたウンターベーゲルは、出所後すぐに複数の売春婦を殺害。11件の殺人で起訴され、うち9件で有罪判決を受けた。94年、再び終身刑で刑務所に収監された日に首を吊って自殺した。43歳だった。ファスベンダーがウンターベーゲル役を演じる。
米バラエティによれば、米ブロード・グリーン・ピクチャーズが製作する「Entering Hades(原題)」は、米作家ジョン・リークの同名ノンフィクションを下敷きに、「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」でアカデミー脚本賞を共同受賞したアレクサンダー・ディネラリスが脚本を手がける。
ファスベンダーの最新作は、マリオン・コティヤールと共演したウィリアム・シェイクスピアの戯曲の映画化「マクベス」で、5月13日から全国公開。