ほぼ全編アメリカ撮影の日本映画「KARATE KILL」キービジュアル入手
2016年5月15日 08:00
[映画.com ニュース] マメゾウピクチャーズによる長編映画第2弾で、日本映画ながらほぼ全編をアメリカで撮影したアクション映画「KARATE KILL カラテ・キル」のキービジュアルが、このほど公開された。
バイオレンスアクション「サムライ・アベンジャー 復讐剣 盲狼」「女体銃 ガン・ウーマン GUN WOMAN」で世界のジャンル映画ファンを魅了した、ロサンゼルス在住の監督兼俳優・光武蔵人の新作。1970年代に一世を風びしたマーシャルアーツ映画のDNAを受け継いだ作風で、幼い頃に両親を亡くした日本人空手家が最愛の妹をカルト集団から救うため、アメリカに殴り込むというもの。昨年9月下旬~10月頭の全18日間、米ロサンゼルスで撮影を敢行し、東京での撮影は1日だけという意欲作だ。
主演を務めるのは、2014年の「少女は異世界で戦った」で銀幕デビューしたアクションパフォーマーのハヤテ。空手の師範で、日本国内屈指のパルクールコーディネーターとしても実績を持つ新鋭俳優だ。セクシーアイドル・紗倉まなが主人公の妹役に抜てきされ、「女体銃 ガン・ウーマン GUN WOMAN」主演の亜紗美、ハンガリー映画「リザとキツネと恋する死者たち」で日本人歌手の幽霊役を演じたデンマーク俳優デビッド・サクライ、「ムカデ人間」シリーズの北村昭博らが共演。加藤雅也、仁科貴が特別出演している。
キービジュアルは、「インキーパーズ」や「サクラメント 死の楽園」「ホーボー・ウィズ・ショットガン」などの本国版ポスタービジュアルを手がけてきた人気アーティスト「The Dude Designs」ことトム・ホッジのデザイン。今後制作予定の日本版ポスターでも、このイラストが使用されるという。
寡黙でストイックなケンジ(ハヤテ)は、女優を夢見てロサンゼルスに留学した妹マユミ(紗倉)が音信不通になったことで不安を募らせ、渡米する。マユミはその頃、テキサス州エルパソ郊外の辺境にある謎の組織「キャピタル・メサイア」に捕らえられていた。そこには、教祖バンデンスキー(カーク・ガイガー)が経営する超高額の会員制違法サイトでインターネット中継される、本物の拷問や強姦、殺人のいけにえが世界中から集められていた。「空手で強くなって、絶対にマユミを守ってやるから」という幼い頃の誓いを胸に、ケンジは殺人空手を炸裂させる。
「KARATE KILL カラテ・キル」は、複数の国外の映画祭に出品を予定しており、日本では近日公開予定だ。