チャニング・テイタムがこんなに美声だったとは!「ヘイル、シーザー!」本編ミュージカル映像公開
2016年4月26日 19:30
[映画.com ニュース] 「ノーカントリー」(2007)のジョエル&イーサン・コーエン兄弟監督による「ヘイル、シーザー!」の本編映像が公開された。本日4月26日で36歳になった、チャニング・テイタム扮するミュージカルスター、バート・ガーニーの歌唱シーンを切り取っている。
ストリッパー経験のあるテイタムは、自身の半生を映画化した「マジック・マイク」シリーズ(12~15)や「ステップ・アップ」(06)でもキレのあるダンスを披露しているが、本作では約3カ月に及ぶ猛特訓に挑み、リズミカルなタップダンスのみならず、伸びやかな美声を披露している。公開されたシーンはその一部で、水兵の衣装を身にまとったテイタムが、色気を全身に漂わせ、甘い歌声で女性への恋しさを歌い上げている。
コーエン兄弟監督のファンだというテイタムは「脚本には、3文ぐらいしか書いてなかったんだ。(でも実際は)6~7分のダンスと歌だよ。今まで映画で歌ったこともなかった。でも、よほどの大馬鹿者でなければ、コーエン兄弟からオファーがあったら当然『イエス』って言うだろう?」と初挑戦を振り返る。また、作品全体を見渡し「ユーモアにあふれた魅力的な映画だよ。(50年代)当時を舞台とした、コーエン兄弟なりの面白い解釈だよね。本当に面白いエンターテインメント映画だよ」と自信のほどを語っている。
「ヘイル、シーザー!」は、映画の撮影中にスタジオから何者かに誘拐された大スター、ベアード・ウィットロック(ジョージ・クルーニー)の行方を追い、“スタジオの何でも屋”エディ・マニックス(ジョシュ・ブローリン)がクセの強いスターたちを巻き込んで調査を行うさまを描く。レイフ・ファインズ、ジョナ・ヒル、スカーレット・ヨハンソンら豪華スターが脇を固める。5月13日から全国公開。