綾野剛、観客の写真撮影を快諾 被災地・九州に思い込め「我々の姿届けられたら」
2016年4月25日 21:58

[映画.com ニュース] 日本警察史上最大の不祥事とされた“稲葉事件”を題材にした映画「日本で一番悪い奴ら」の完成披露試写会が4月25日、東京・丸の内TOEI1で行われ、主演の綾野剛をはじめ共演の中村獅童、ピエール瀧、YOUNG DAIS、植野行雄、メガホンをとった白石和彌監督が舞台挨拶に出席した。
悪事に手を染める悪徳警官・諸星役を演じた綾野は、臨戦態勢で立ち並ぶ警官姿の10人にギョッとした様子。暑苦しさから上着を脱ぎ、「皆さん暑くないですか? 身の危険を感じるし、緊張しているからかな」と苦笑いすると、瀧は「何かあったら、後ろがすぐさま飛びかかってくるからね」とジョークを飛ばしていた。
さらに映画にちなみ、「最近、悪どいと思ったことは」という質問に、綾野は「この映画の宣伝プロデューサーの宣伝方法」とキッパリ。今作を鑑賞する現役警察官が、劇場で警察手帳を見せると割引になるという企画を打ち出したそうで、「ヤバ過ぎる、絶対ダメでしょ」と苦笑いを浮かべた。さらに中村は「奥さんのイビキがあまりにもうるさかったので、鼻をつまんだんです。嫌がると思ったら無反応で、しばらくしたら無呼吸になっていて、慌てて起こした」と明かし、一同は「殺しかけているじゃないですか」(白石監督)、「悪すぎる」(綾野)と一斉にツッコミ。言い過ぎたと思ったのか、中村は2階席を指差し「あそこで見ているんだけどね。ごめんね」と謝っていた。
また最後に、綾野は熊本地震の被災者に思いを馳せ、「九州の方では大変なことになっています。私たちにできることはなんだろうと、必死に考えました」と告白。「現在進行形で私たちが今、何をしているかをきちんと発信していくことも、ひとつの務めだと思っています」と信念を語り、「その意味を込めまして、皆様の携帯で、たくさんの方々に写真を撮っていただき、我々がここに立っている姿を届けられたらと思います」と、拡散を条件に観客の写真撮影を許可。約10秒間にわたり、無数のシャッター音と「剛くーん!」という声援が場内を包み込むなか、綾野は「協力、よろしくお願い致します」と呼びかけていた。
映画「日本で一番悪い奴ら」は、北海道県警の刑事になった諸星が、正義感をたぎらす一方で点数稼ぎのために裏社会へ足を踏み入れ、やがて取り返しのつかない悪事に染まっていく姿を描いた。6月25日から全国で公開。
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