「呪怨」清水崇監督、「雨女」で4DX専用映画初挑戦 清野菜名がホラー映画初主演
2016年4月8日 06:00
[映画.com ニュース] 「呪怨」シリーズを生み出したJホラーの名手・清水崇監督が、最新作「雨女」で体験型上映システム「4DX」専用作品に初挑戦していることがわかった。さらに園子温監督作「TOKYO TRIBE」(2014)や、押井守監督作「東京無国籍少女」(15)のアクションで注目を集めた清野菜名が、ホラー映画初主演を果たしている。
4DXは水しぶき、風、煙など10種類以上のギミックが映像と連動することで、臨場感たっぷりの映画体験を実現する上映方式。今作ではハリウッドリメイク版「THE JUON 呪怨」(05)のメガホンをとり、日本人監督として初めて全米興行収入第1位(実写映画)を記録した清水監督が、徹底的に4DXシステムを研究。観客の五感を直に刺激し、心の底まで凍りつかせる恐怖を創出した。
約2年ぶりに劇場用ホラー映画を手がけた清水監督は、「暗闇の四角いスクリーンに構成された限定的な映像と音響は、時に無いはずの匂いや風、暑さや寒さ、痛みやぬくもりすら感じさせる名作を生み出してきました」と従来の方式に言及。その上で「ところが4DXはその壁を越えます。座席が揺れ、風が吹き、匂いがして、水が飛びます」と4DXならではの長所を強調し、「映画で最も重要なのは“気持ちを揺さぶられること”です。今回、皆さんに映画の新しい形を体感してもらうべく、『雨女』という4DX専用の映画を用意しました」と作品にかけた思いを打ち明けている。
極限の恐怖に追い詰められていく主人公を演じた清野は、タイトスケジュールの撮影を振り返り「結構ハードな撮影も多かったんですが、なかでも水深5メートルのプールでの撮影は、今まで体験したことのないシチュエーションだったので、水中で演技をすることの難しさや、体力的にも限界を超えた撮影でした」と吐露。それでも、「初めてのホラー映画の出演と4DXでの公開ということで、撮影しながらどんな作品に仕上がっていくのか? ということを私自身楽しみにしていましたので、公開が決まって大変嬉しいです!」と喜びのコメントを寄せている。
「雨女」は、踏み切りに立つ少女の目の前で、男の子を抱えた女性が電車にひかれるという悪夢を、雨の日の夜に必ず見てしまう理佳(清野)に降りかかる怪奇現象を描いた。ほか田口トモロヲ、高橋ユウ、奈緒、みやべほのらが共演。今年初夏に公開される。
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