カンバーバッチ、禅僧ティク・ナット・ハンのドキュメンタリーでナレーション
2016年4月2日 12:00

[映画.com ニュース] 英俳優ベネディクト・カンバーバッチが、世界的に有名な禅僧で平和活動家ティク・ナット・ハンの長編ドキュメンタリー「Walk With Me(原題)」のナレーションを担当していることがわかった。
映画では、ベトナム出身のティク・ナット・ハンが亡命先のフランスで設立した禅仏教コミュニティ「プラム・ビレッジ」の日常生活を中心に、ティク・ナット・ハンが欧米各地を訪問する様子を3年にわたり追跡。「おいしいコーヒーの真実」のマーク・フランシスがマックス・ピューと共同で製作・監督を務めた。英Screen Dailyによれば、カンバーバッチは「ティク・ナット・ハンの教えに感銘を受けてきましたので、『Walk With Me』に携わることができて大変光栄です」と語っているという。
1926年、ベトナム中部フエに生まれたティク・ナット・ハンは、16歳で出家。国内に仏教大学を設立した他、欧米の大学でも教鞭をとった。ベトナム戦争終結を米公民権運動の指導者マーティン・ルーサー・キング・Jr.牧師らに訴え、67年にはキング牧師からノーベル平和賞に推薦された。「マインドフルネス」と呼ばれる「今この瞬間への気づき」の重要性を説いており、著書は80冊を超え、20冊以上の邦訳が出版されている。
カンバーバッチの主演作で、現在撮影中のマーベル映画「ドクター・ストレンジ(原題)」(スコット・デリクソン監督)は12月公開。
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