岡田准一、阿部寛の感謝の言葉に感激!「今日、俺泣いてもいいすか」
2016年3月12日 14:05
[映画.com ニュース] 夢枕獏氏のベストセラー小説を映画化した「エヴェレスト 神々の山嶺(いただき)」が3月12日、全国321スクリーンで封切られ、主演の岡田准一、阿部寛、尾野真千子、佐々木蔵之介、風間俊介、平山秀幸監督が東京・TOHOシネマズスカラ座での舞台挨拶に出席した。
ネパール・エベレストをはじめ、数々の過酷な環境で命がけの撮影を完遂した登壇陣。約1年前のロケを振り返り、岡田は「阿部さんの背中を追いかけ、お芝居の勉強させてもらいました。支えていただきました」としみじみ明かす。一方の阿部は、「岡田くんを泣かせようかと思う」と口火を切り、「山は本当に大変だったけど、岡田くんが現場を盛り上げながら前を歩いてくれた。精神が折れることなく過酷な現場を立派に背負ってくれた。尾野さんと3人で支えあっていけた。岡田くん、ありがとう」と謝辞。一蓮托生の関係だった2人は見つめ合い、岡田は「今日、俺泣いてもいいすか?」と感激の面持ちで応えていた。
映画は、山岳カメラマンの深町誠(岡田)と、孤高の天才クライマー・羽生丈二(阿部)の姿を通じ、山に挑む男たちの生きざまを描き出す。上映直後の興奮冷めやらない観客に向け、佐々木は「映画すごかったですね」と語りかけ、ピエールは「ハアハアする映画でした。空気っていいよね!」とジョークを飛ばした。風間は「エベレストに登る深町と羽生の目が、すごいことになっていると思います。普段のおふたりの目の違いを楽しんでいってください」と呼びかけていた。
さらに、岡田は「原作の熱い思いを伝えられるように、できるだけ頑張ってきました。伝わっていれば、本当に嬉しく思います」とほほ笑む。阿部も「命がけでエベレストで撮影してきました」と胸を張り、「その情熱を感じて頂ければ嬉しいです」と観客に委ねた。そして、メガホンをとった平山監督は、「日本を代表するトップクライマーたちに、この映画に参加してもらいました。俳優やスタッフの安全、所作など、とんでもなくお世話になりました。その方々に感謝申し上げたいと思います」と深々と頭を下げていた。
また14日がホワイトデーであることにちなみ、男性陣から尾野に“エベレストケーキ”がサプライズプレゼント。岡田から「女性1人の尾野さんに僕らが気を使わなければいけないのに、逆に元気を頂きました。心強く共演させていただいた思いを込めて。ありがとうございました」と感謝され、尾野はしげしげとケーキを眺めていた。