【第39回日本アカデミー賞】二宮和也が最優秀主演男優賞を初受賞!声を震わせ感謝語る
2016年3月4日 22:39
井上ひさし氏による戯曲「父と暮せば」を基に、日本を代表する巨匠・山田洋次監督が映画化。山田組初参加となった二宮は、母・伸子(吉永小百合)のもとに幽霊となって現れる息子・浩二役を、繊細かつ軽やかに演じきった。第89回キネマ旬報ベスト・テンでは、主演男優賞に選出されていた。
二宮は、「永遠の0」で昨年の最優秀主演男優賞に輝いた事務所の先輩・岡田准一に向け、「岡田准一くんがこの賞を獲得し、すごく嬉しかったです。すみません先輩、家で飲みながら、『すごくいい酒だな』と思って見させて頂いていました」と語りかける。続けて「でも飲んでいるうちに、『俺も欲しい』と悔しくなってきて、岡田くんと会った時に『次はお前だから』と言っていただきました」と述懐し、「ここに立つとは思っていなかったですが、すごく嬉しいですし、取ったな、と思います」と万感の思いを口にした。
さらに二宮は、「この姿を『嵐』の人たちは絶対に見てくれていて、喜んでくれていると思います」といい、「ジャニーさん、メリーさん、ジュリーさん、今まで迷惑をかけてきた人たちに、ちょっとでも恩返しが出来たかな。ありがたく、頑張っていこうと思います」と謝辞を述べる。そして、感激に声を震わせながら「今日はすごく、いい酒が飲めそうです。岡田くんに自慢します」と喜びを噛みしめる二宮に、岡田は祝福の拍手を送っていた。
その後の囲み取材で、受賞の瞬間を振り返った二宮は「状況の整理がつかない、現実味がない」「嬉しくて嬉しくてしょうがないんですが、喜べもしないし泣けもしない。『何だ、何だ!?』という感じになっちゃいましたね」と驚がくのあまり放心状態。授賞式終了直後に岡田と話すことができたそうで、「一緒に写真を撮って『これがゴールではないし、ここからが始まり。俺も頑張るから、頑張ってくれよ』と言ってくれました」と話し、「山田涼介も新人賞をもらったので、『落ち着いたら3人で(食事に)行こうか』とも言っていました」と明かしていた。
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