橋本環奈組長、JC＆JK組員に映画PRをおねだり「SNSで宣伝して」

「婚前特急」の前田弘二監督が、赤川次郎氏のベストセラー小説を原作に、「セーラー服と機関銃」のその後を描く物語。かつて弱小暴力団・目高組の組長を務めていた高校3年生の星泉が、麻薬クッキーを売りさばく堀内組から街を守るため、目高組を再結成し大人たちに立ち向かう。

イベント参加者は女子中高生のみとあって、橋本は登場するなり「歓声が黄色い！」と満面の笑顔を浮かべ、「今日は同世代の組員であるJC、JKの皆さんと過ごせて最高のひなまつりです！」と大はしゃぎ。そして「目高組は、組員がみんな年上で4人だけの弱小組だったけど、同世代の組員がこんなにいたら心強いです」と呼びかけ、「若い組員の皆さんはSNSで広めてくれますしね？」と映画のPRをおねだりすると、客席は割れんばかりの声援で答えていた。

会場には卒業式を間近に控えた学生も多いことから「本作で描かれている卒業とは？」と問われると、橋本は「泉の高校卒業はもちろんだけど、泉がいろんな思いを抱えるなかで成長したということが一番の卒業です」「泉が白いワンピースを着てヒールを履いているシーンがあるのですが、そこが唯一ヒールを履いている場面なので、そこでも大人になったなと感じた」と感慨深げに振り返った。

また主演女優としては、共演の武田鉄矢のアドバイスが強く心に残っているといい「クランクアップの時に、私が『まだ終わりたくない』って呟いていたら、武田さんが『始まりがあれば、終わりがあるもんだよ』と声をかけてくださった。終わったという寂しい気持ちがあるからこそ、新しい一歩があるということを学びました」と感謝を口にした。

さらにこの日は全5曲のライブも行われた。橋本はソロデビュー曲となる本作のメインテーマ「セーラー服と機関銃」を歌い上げると、「映画を見た皆さんだからこそ、分かる歌詞なはず。星泉として歌いました」と満足げな笑顔をのぞかせた。「セーラー服と機関銃　卒業」は、3月5日から全国で公開。