【第88回アカデミー賞】アリシア・ビカンダー、「リリーのすべて」で助演女優賞受賞!
2016年2月29日 11:12
[映画.com ニュース]第88回アカデミー賞の授賞式が2月28日(現地時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われ、スウェーデン出身の若手女優アリシア・ビカンダーが「リリーのすべて」で助演女優賞を受賞した。初のオスカー像を手にしたビカンダーは「認めていただきありがとうございます。エディ(・レッドメイン)がいなければこんなことはできませんでした。それから両親にも感謝したいです。何でもできると信じさせてくれてありがとう」と感謝の言葉を述べた。
映画は、「英国王のスピーチ」のトム・フーパー監督、エディ・レッドメインが再タッグを組み、世界初の性別適合手術を受けたリリー・エルベの実話を描いた伝記ドラマ。ビカンダーは、女性として生きたいと願った夫に戸惑いながらも支えていく妻を演じ、第22回全米俳優組合(SAG)賞、21回クリティックチョイス・フィルム・アワードでも助演女優賞を手にしたほか、第69回英国アカデミー(BAFTA)賞では助演女優賞にノミネートされた。
27歳のビカンダーは、幼い頃からミュージカルやバレエで培ってきた表現力を武器に、母国スウェーデンのショートフィルムやテレビドラマでキャリアをスタートさせた。ドラマシリーズ「Andra Avenyn(原題)」で注目を集め、2009年に「Till det som ar vackert(英題:Pure)」で銀幕デビュー。12年にキーラ・ナイトレイ主演作「アンナ・カレーニナ」で、英語劇初出演を果たした。
1月10日(現地時間)に発表された第73回ゴールデングローブ賞では、「リリーのすべて」でドラマ部門主演女優賞、美ぼうのアンドロイドを演じた「Ex Machina」でドラマ部門助演女優賞の2部門にノミネート。今後も、人気シリーズ「ジェイソン・ボーン」の新作に出演が決まっているなど、ハリウッドでも頭角を現している若手注目株だ。
「リリーのすべて」は、3月18日から全国で公開。今回、助演女優賞のほか主演男優賞(エディ・レッドメイン)、美術賞、衣装デザイン賞にノミネートされた。
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