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栗山千明、タランティーノとの再タッグに意欲!「キル・ビル3」の企画に「やりたい」

2016年2月15日 20:15

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タランティーノ監督の現場を語った種田陽平と栗山千明
タランティーノ監督の現場を語った種田陽平と栗山千明

[映画.com ニュース]クエンティン・タランティーノ監督の最新作「ヘイトフル・エイト」のトークイベントが2月15日、都内で行われ、美術監督の種田陽平、女優の栗山千明、映画ライターの高橋ヨシキ氏が出席。同作や「キル・ビル」2部作で美術を手がけた種田、「キル・ビル」でGOGO夕張役を演じた栗山が、タランティーノ監督の現場を存分に語った。

タランティーノ監督が「俺の最高傑作だ」と自画自賛する第8作。高橋氏が「タランティーノは、10本映画を撮ったら辞めるとよく言っている」と解説すると、種田は「でも、『キル・ビル3』の企画もまだ生きているからね。やりたいって言っていた」と明かす。壇上は大盛り上がりだが、栗山は「GOGO夕張、死んじゃったからな」と苦笑い。それでも「出演してみたい?」と問われると「やりたいです!」と即答し、「監督と会うたびに『千明が英語の勉強をしたら、僕も日本語の勉強をする』と言い合っています。いまだにお互いに上達していないですけど」と告白していた。

さらに栗山は、タランティーノ監督作の現場を「過酷なこともありますが、本当に撮影が楽しいと実感できる」と振り返る。その理由を、「カットがかかって『うーん、もう1回』と言われるんじゃなくて、『良いんだけど、もっと良いものが出るかもしれないから、もう1回!』と言われるんです。そうかもしれない、やろうかなと思えてきます」。これを受けた種田は、「最近はスタイルが変わって、『OK! だけどもう1回!』と言うんです」と説明し、「するとスタッフ全員で、『Because we love making film!』と言わなきゃいけないんですよ(笑)」とタランティーノ組の映画愛の深さを語っていた。

また今作は、70ミリフィルムでの撮影をはじめ、タランティーノの妥協を許さないこだわりが全編を貫いている。種田は「タランティーノ監督は足フェチなんだよね」といい、「今回こだわっていたのは駅馬車から客が降りるシーンで、馬車の踏み台のきしみにこだわっていた。台を踏むキャスト本人の足を使って撮影して、『いいね、いいね』と言っていました」と説明。「キル・ビル」で制服姿だった栗山は、「制服のデザインは早めに完成したんですが、どんな靴で、靴下をどんな色にしようかと熟考していました。結局血がにじむのがわかるように、靴と靴下は白になりました」と懐かしそうに話していた。

ヘイトフル・エイト」は、2月27日から全国で公開。

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