船越英一郎、東出昌大主演「ヒーローマニア」でホームレス役に挑戦

映画は、人気漫画家・福満しげゆき氏“未完の傑作”と呼ばれた「生活【完全版】」を、豊島圭介監督のメガホンで映像化したもの。会社をリストラされた主人公の中津（東出）が、ニートの土志田（窪田正孝）、女子高生カオリ（小松菜奈）、サラリーマンの日下（片岡鶴太郎）と自警団を結成し、やがてコントロール不能な巨大組織へと成長させてしまう。

船越は、今回の役柄について「キャリアの中でも多くはないタイプの役柄なので、僕自身も新しいチャレンジができるのではという高揚感と期待感があります」と意欲満々。目つきや話し方を工夫し、不気味な雰囲気をかもすホームレスを演じたという。

また、共演した若手俳優陣には「東出さんはノーブルでイノセントな魅力と透明感を持っている稀有な男優さんですね。スケールの大きな俳優さんになっていくだろうと感じました。窪田さんには、たたずまいプラス彼の一挙手一投足に引き込まれていく、魅了される。これからどんなふうに変化し、進化していくのか、その様子を見つめてしまうでしょう」と感心しきりの様子だ。

さらに小松については、「久々に会った、感性が服を着て歩いているような、バケモノのような女優さんです（笑）」と大絶賛。「演技のセンスも傑出しているし、自分のなかで用意してきたロジカルな演技プランが『感性』によってドーン！　と、いい意味で突き破られて、感覚的な表現へと進化しています」と、自身も影響を受けていることを明かしている。

「ヒーローマニア 生活」は、5月7日から全国で公開。