「ナイトクローラー」ブルーレイ&DVD特典映像で明かす、J・ギレンホール“狂気キャラの作り方”
2016年2月10日 10:00

[映画.com ニュース] ジェイク・ギレンホールが12キロの減量に挑み、狂気の報道専門パパラッチを演じた「ナイトクローラー」のブルーレイ&DVDに収録される特典映像の一部が、公開された。
監督・脚本を手がけたダン・ギルロイ監督は「1930年代のニュース写真家ウィージーは、警察無線を利用した初の写真家だ。現代の夜をはい回る“ナイトクローラー(報道専門パパラッチ)”と同じと気づいた。より精力的な彼らをモデルにストーリーを与えた」と製作意図を説明する。
映画は、無職の男ルイス(ギレンホール)が事故現場に遭遇し、報道専門パパラッチという職を知る過程が丁寧に描写されており、観客はルイスを通して報道番組の裏側を目の当たりにしていく。ギルロイ監督によれば、ルイスのキャラクターには現代社会を反映させているそうで「ルー(ルイス)を思いついたのは、(米国の)30歳以下の多くの若者が失業中か生活が困難という現状からだ。そういった絶望の中で、彼は天職にめぐり合う」。
運転席に座ったルイスが落ちくぼんだ目で「僕の問題は人間嫌いにあるとしたら?」と語りかける不気味なシーンの撮影風景などが収められているが、圧巻の存在感を見せ付けたギレンホールは「今まで演じたどの役とも違う。ダンのセリフが好きで、一字一句忠実に従った。2カ月かけて減量し、夜通し起きて昼に眠る生活をした」と明かす。
そのなりきりぶりは共演者をも圧倒したようで、ルイスの成長を手助けすることになる女性ディレクター・ニーナを演じたレネ・ルッソは、「ジェイクは食事もとらない。あれほど困難な役柄に挑む役者との共演は初だけど、彼は見事に演じきった」と称賛。減量はギレンホール自身の提案によるものだそうだが、ギルロイ監督も「ただならぬ雰囲気が生まれたよ」と興奮気味に語っている。
「ナイトクローラー」は、TSUTAYA先行でレンタル中。ブルーレイ&DVDの発売は2月19日。
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