ベニチオ・デル・トロが麻薬王の“表と裏”体現する「エスコバル」予告公開
2016年2月6日 12:00
[映画.com ニュース]オスカー俳優ベニチオ・デル・トロ主演のクライムアクション作「エスコバル 楽園の掟」の予告編が、このほど公開された。実在した麻薬王パブロ・エスコバルがモチーフの今作。予告では、体重を激増させ役作りに挑んだデル・トロが、エスコバルの“表の顔”と“裏の顔”を体現した姿を見ることができる。
「南米のゴッドファーザー」と呼ばれたエスコバルは、1970年代からコカイン売買に手を染め、最盛期には世界中のコカイン市場のうち約80パーセントを支配。89年には米「フォーブス」誌の世界長者番付で第7位に格付けされ、国会議員や慈善事業での活動から、庶民から英雄として支持された。
庶民には惜しみない施しを与える一方で、敵対勢力への報復など1万人以上の殺人に関与し、表と裏からコロンビアを牛耳った。さらに91年に刑務所へ収監されると、所内をサッカー場やディスコなどを併設した豪華施設へと大改造。翌92年に別施設への移管が行われた際には、エスコバルは刑務官の前を堂々と歩き、そのまま脱獄したという逸話が残っている。
映画では、コロンビアを訪れたカナダ人青年(ジョシュ・ハッチャーソン)が、エスコバルの娘であるマリアと恋に落ち、巨大麻薬カルテルに足を踏み入れていくさまを描く。予告はエスコバルの慈悲深さと残虐性がスリリングに映し出され、最後は「神さえも従わせようとした男」との文言で締めくくられている。
また、近年はNetflixドラマ「ナルコス」、ハビエル・バルデム&ペネロペ・クルス夫妻が主演する「Escobar(原題)」など、エスコバルを題材にした作品が多く製作されている。「エスコバル 楽園の掟」は、3月12日から東京・シネマサンシャイン池袋ほか全国で順次公開。
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