秋吉久美子、故森田芳光監督の才能を改めて痛感「もっと上手く扱えばよかった」
2016年1月23日 22:55

[映画.com ニュース] 故森田芳光監督のデビュー作「の・ようなもの」(1981)が1月23日、35年越しの続編「の・ようなもの のようなもの」の公開を記念し、東京・角川シネマ新宿で再上映された。これに合わせ、「の・ようなもの」でヒロインを務めた秋吉久美子をはじめ、続編にも出演する伊藤克信、前作の助監督で続編のメガホンをとった杉山泰一監督が、同館でトークイベントを行った。
前作公開時、すでに人気女優だった秋吉は「森田監督に呼びつけられて『僕に対する監督としての尊敬の眼差しが欠けています』と言われた。あんな天才だったらもっと上手く扱えばよかった。もったいないことをした」とおどけながら当時のエピソードを告白し、改めて森田監督に敬意を示した。続けて、「気が付いていなかったの。伊藤くんが上手いことも、森田さんが天才なことも、カメラマンがこんなにいい画を撮っていて、編集マンがこんなに上手くて、みんなが素晴らしい人たちだったことも」と愛情たっぷりのコメントとともに反省した。
当時は「変な人だと思っていた」という伊藤に対しても、「伊藤くんがお芝居初めてだったことを思って見ると、めちゃめちゃ上手い。私は自然体でやっているのに、伊藤くんはもしかして初めてのくせに演技していたのかな。上手さがバレればものすごい上手い人なの」と絶賛した。伊藤は「最初から上手くやっていれば、今は大スターだから……」と謙そんしたが、「それは運と天が決めるもので、才能が決めるものじゃないの」とキッパリ。「私は何にもお芝居していなくて、伊藤くんがお芝居をしていた。それを今日35年ぶりに知った」と感慨深げに語った。
映画は、落語家とソープ嬢、女子高生の恋物語を軽やかに描いている。秋吉は、人気女優にはハードルが高いと思われたソープ嬢役も「本が面白かったから」快諾したと話す。「ソープ嬢をああいう女性として描くというのは今までなかった。志ん魚(しんとと)との、ソープ嬢とお客さんのシーンも2人の青春の輝きのシーンになっている。なんでもないシーンだけど革命的なシーン。『これはこういうものだ』というものをまったくなぞっていない」と熱く語った。
さらに、イベント終了時刻が過ぎても話し足りない様子の秋吉は、「もうちょっとしゃべらせて!」と司会者に直訴。「もし10年以内に次回作をできるとしたら、私は養老院の園長さんになっていて、そこに脳こうそくの志ん魚が来る。私が『あれ、志ん魚ちゃん?』と言って、伊藤さんが『あ、エリザベスさん』って言うの。そこで素敵な再会」といたずらっぽく続編のプランを披露し、会場の笑いを誘っていた。
「の・ようなもの のようなもの」は、現在公開中。
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