ラッセル・クロウ初監督作品、予告編で日本公開へ寄せたクロウの直筆手紙を紹介
2016年1月20日 18:00
[映画.com ニュース] オスカー俳優のラッセル・クロウが、自身の初監督作品「ディバイナー 戦禍に光を求めて」の日本公開に向けて直筆のメッセージを寄せた。その手紙が、同作の新たな予告編に収められている。
「ディバイナー 戦禍に光を求めて」は、クロウが主演も務めた監督作で、第1次世界大戦中に13万人以上の戦死者を出したトルコ・ガリポリの戦いから4年後を舞台に、生死がわからないままの3人の息子達を探し出すため、オーストラリアからトルコへとやって来た父親の喪失と愛を描いた人間ドラマだ。
予告編の冒頭にクロウがしたためた手紙が映し出され、クロウ本人の声で朗読される。映画は実話をベースにしており、クロウは「脚本を読んだ瞬間、母国の歴史的物語に深く感銘を受けました。2人の子を持つ親として心を動かされました。初めて脚本を読み終えたとき、私にはこの物語を伝える義務があると確信しました」と、初監督を務めるに至った背景と心情を告白。戦争そのものではなく、戦争の後遺症を描いた作品であり、「同じ魂を持つ人間として、人々が目標を共有し、立ち直り、再び愛を見つける物語です」と語っている。
「ディバイナー 戦禍に光を求めて」は2月27日から全国公開。