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フランシス・フォード・コッポラ「あと1本しか作らないかもしれない」

2016年1月5日 17:00

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3世代にわたる伊系アメリカ人家族を 実験的なスタイルで描く
3世代にわたる伊系アメリカ人家族を 実験的なスタイルで描く
Photo by Pascal Le Segretain/Getty Images

[映画.com ニュース] 「ゴッドファーザー」3部作や「地獄の黙示録」で知られる巨匠フランシス・フォード・コッポラが、次回作が最後の監督作になる可能性を示唆した。

2015年12月上旬に開催されたマケラシュ国際映画祭で審査員長を務めたコッポラ監督は、英Screen Daily紙に対し、「人生の中で、あと1本の映画しか作らないかもしれないが、それはとても長く、(ストーリーが)様々な場所へ向かうような作品になるだろう」と話している。3世代にわたるイタリア系アメリカ人家族の物語は「Distant Vision」と題される。

「テレビが誕生し、やがて遍在するようになり、インターネットにとって代わられ終わりを迎える」時代の変遷を背景にした物語で、「これをテレビの生放送のように」描く実験的なスタイルになる模様。米ハリウッド・レポーター誌によれば、コッポラ監督はプロジェクトのコンセプトを、クラシカルな舞台の要素と最先端テクノロジーを組み合わせた「ライブ・シネマ」と説明している。

15年6月、コッポラ監督は同名のライブパフォーマンスをオクラホマシティ・コミュニティ・カレッジで上演し、ニューヨーク、ロサンゼルス、仏パリの限定された視聴者に対してライブ中継を実施。来春と7月にも同様の取り組みが行われるようだ。

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