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「の・ようなもの」続編に受け継がれる“森田イズム” 小ネタも満載

2016年1月2日 16:00

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受け継がれる“森田イズム”
受け継がれる“森田イズム”
(C)2016「の・ようなもの のようなもの」製作委員会

[映画.com ニュース] 故森田芳光監督デビュー作「の・ようなもの」の35年越しとなる続編「の・ようなもの のようなもの」に脈々と受け継がれる、“森田イズム”を感じることが出来るメイキング画像や小道具画像が公開された。

長年森田監督の助監督を務めた杉山泰一監督がメガホンをとり、松山ケンイチ北川景子ら森田監督ゆかりのキャスト陣が揃った今作。森田監督ファンならピンとくる遊び心満載の小ネタが各所にちりばめられているという。

映画は東京・谷中を舞台に、生真面目な落語家“のようなもの”である志ん田(松山)が、かつての兄弟子・志ん魚(伊藤克信)を再び高座に立つよう説得しようと、奇妙な共同生活を始める様子を描いた。

35年前と全く同じ役柄で出演する伊藤をはじめ、松山扮する落語家“のようなもの”の志ん田は、「僕達急行 A列車で行こう」(2011)で松山が演じた電車オタク・小町を連想させる服装で登場し、志ん田の本棚には小道具の時刻表がずらりと並ぶ。また、北川演じる夕美は「間宮兄弟」(06)で北川が演じた本間夕美と同名で、映画終盤に登場する志ん田の師匠の墓には“森田家之墓”の文字が刻まれている。

さらに、「の・ようなもの」と同様にカップルがベンチに座っているシーンから映画が始まり、エンディングテーマは「の・ようなもの」でも使用された尾藤イサオの「シー・ユー・アゲイン雰囲気」を採用するなど、最初から最後まで森田監督へのオマージュだらけとなっている。森田監督への愛情あふれる細やかな演出に目を配りたい。

の・ようなもの のようなもの」は、1月16日から東京・新宿ピカデリーほか全国で公開。

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