マーベルの映画シリーズとNetflixシリーズ、クロスオーバーの可能性は?
2015年12月27日 12:00

[映画.com ニュース] 米マーベル・スタジオが2部作として2018年と翌19年に公開する「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー(原題)」のメガホンをとるアンソニー・ルッソ監督が、同スタジオの映画シリーズとNetflixシリーズがクロスオーバーする可能性について語った。
結論から言えば、絶対にないとは断言できないが、望み薄そうだ。12月上旬にブラジル・サンパウロで開催された「コミコン・エクスペリエンス」で、ルッソ監督はブラジルのウェブサイト「SUPER Interessante」に「複雑なんだ」とコメントを発表。「ストーリーを分割して並べようとしたけど難しかった。コントロールしなきゃいけないことがたくさんあるし、歴史の流れにも注意しなきゃいけないから」と説明している。
さらに、「映画のほうは、ケビン・フェイグのチームが統率していたから、ひとまとまりのものとして機能していたんだ。その他の作品は、いくらマーベル原作だといっても、他の人たちが手がけている。だから、クロスオーバーさせようとしても、ずっとややこしくなるんだ」と実情を語った。
しかし、「フォックスやソニーが、マーベル(コミック)で最も人気のあるキャラクターたちの権利を持っていることを思い出してもらえば、それよりも小さいけど問題があることはわかると思う。ストーリーテラーとして、僕たちはマーベル映画の中での出来事だけを扱ってきたけど、可能性はいくらでもある。スパイダーマンが実現したんだから」と全面否定は避けた。マーベルは15年にソニー・ピクチャーズと提携したことで、スパイダーマンを自社作品に登場させられるようになった。
クロスオーバーの実現が困難とみられる背景には、同スタジオの代表で映画部門のほぼすべての権限を掌握しているフェイグと、テレビ部門などへの影響力をもつCEOアイク・プルムタッターとの対立があると、米ColliderやSlashfilmは指摘している。
マーベルの映画シリーズには、16年4月29日公開の「シビル・ウォー キャプテン・アメリカ」以降、「ドクター・ストレンジ」「ブラック・パンサー」といった新キャラクターの単独作が加わる。アンソニー&ジョー・ルッソ兄弟による「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」2部作では、悪役サノス対“全員”の戦いが描かれると言われている。
一方、動画配信サービスNetflixでは、大好評の「デアデビル」「ジェシカ・ジョーンズ」、来年公開予定の「ルーク・ケイジ」「アイアン・フィスト」の主人公が集結する「ディフェンダーズ」が17年に公開される予定だ。

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